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超大型契約のハーパー、超破格年俸のCY賞左腕スネル相手に三振「最高の選手を見れて嬉しい」

2019/03/12

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Getty Images



内角いっぱい約154キロの速球に見逃し三振

 フィラデルフィア・フィリーズに超大型契約で加入したブライス・ハーパー外野手が11日(日本時間12日)、フロリダ州クリアウォーターで行われたタンパベイ・レイズとのオープン戦で昨季メジャー最多21勝を挙げサイ・ヤング賞を獲得したブレイク・スネルと対戦した。
 
 ハーパーは2日(同3日)にフィリーズと13年3億3000万ドル(約368億円)で契約し入団。この日はレイズとのオープン戦で「3番・右翼」で先発出場し、移籍後初めて右翼のポジションに就いた。
 
 この日、レイズの先発マウンドに登ったのは昨季メジャー最多とのなる21勝を挙げてアメリカン・リーグのサイ・ヤング賞を受賞した左腕ブレイク・スネル投手で、ハーパーとの対戦が注目された。
 
 初回、ハーパーは2死走者なしの場面で第1打席を迎え、初球は外角低め96マイル(約154キロ)の速球を見逃す。そして緩やかな82マイル(約132キロ)のカーブに空振りを喫しながらカウント2-2と追い込まれ、最後は内角いっぱい96マイルの速球を見逃して三振に仕留められた。
 
 スネルとの対戦はこの1打席のみだったが、年俸調停権を得ておらず今季年俸を57万3700ドル(約6368万円)で更新したばかりのスネルに軍配が上がった形に。ハーパーは4回の第2打席で四球を選び、直後の守備で交代。この日は1打数無安打(1三振)1四球だった。右翼の守備では2度飛球を捕球するなど3度の守備機会をこなしている。なお、試合は8-2でレイズが勝利している。
 
 米スポーツ専門サイト『ESPN』によると、ハーパーは「彼は良い投手だ」とスネルを称えながら、「速球や緩い球、最高の選手を見たりすることができてとても嬉しかった」とコメント。インターリーグでの対戦も心待ちにしている様子だった。
 
 また、フィリーズのゲーブ・キャプラー監督はハーパーが無難に守備をこなしたことを評価し、「順調にステップを踏んでいる」とシーズンへ向けた調整がスムーズに進んでいることを強調。「彼は彼自身の高い水準をキープし続けている」と変わらない信頼感を示している。

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