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キンブレルを獲得すべきはドジャース? MLB公式がジャンセンの負担減を提案

2019/03/08

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 今オフフリーエージェント(FA)となり、未だに所属先が決まっていないクレイグ・キンブレル投手について、公式サイト『MLB.com』は7日(日本時間8日)、特集記事を発表。ロサンゼルス・ドジャースが獲得に乗り出すべきと提案している。
 
 キンブレルは現役最強クローザーの呼び声高い右腕投手で、昨年はボストン・レッドソックスの世界一に大きく貢献した。FAとなった今オフは、長期・高額の契約を求めて交渉中だが、年齢や勤続疲労、高年俸のリスク等から、折り合う球団が現れていないのが現状だ。
 
 ワシントン・ナショナルズ、古巣アトランタ・ブレーブスらが残る獲得候補として挙げられる中、『MLB.com』は、リリーフ陣の強化が必須なドジャースが獲得すべきではないかとの見解を示している。
 
 2年連続ワールドシリーズ敗退からの巻き返し、念願の世界一を目指すドジャースだが、ここまでに目玉となるFA選手の獲得には至らず。それどころか、昨年チームを引っ張ったマニー・マチャド内野手、ヤズマニ・グランダル捕手、ヤシエル・プイーグ外野手、マット・ケンプ外野手らが流失しており、戦力の大幅アップとはなっていない。
 
 特に層が薄いのがリリーフ陣で、最も信頼される守護神ケンリー・ジャンセン投手は健康面に不安が残る。ペドロ・バエズ投手やレッドソックスから補強のジョー・ケリー投手が在籍するが、いずれも通年で守護神を任せられる保証はなく、ジャンセンの代役候補は選ぶのが難しい状況。ポストシーズンまで戦い抜く構想が求められるドジャースにはもう一枚経験豊富で活躍の期待できるリリーフが必要となりそうだ。
 
 ドジャースは資金面にも不安はなさそうだ。フィラデルフィア・フィリーズ入りが決まったブライス・ハーパー外野手のために巨額の資金を用意していたことは明らかになっており、単年~短期間の複数年契約であれば十分にオファーが可能である。
 
 長期契約にこだわりを見せ、ここまで粘っているキンブレルだが、開幕までにいずれかのオファーを飲まなくてはならない。そこで、期限ぎりぎりともなれば、単年2500万ドル(約27億8000万円)程度の契約で妥協するのではないかと記事は分析している。単年で結果を残せば、来オフに規模なオファーが来る可能性が十分に残されている。
 
 停滞するFA市場の最後の大物の1人となっているキンブレル。重い決断を下すまでにそう長くはかからないかもしれない。