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30発&49盗塁の新人王トラウトは2位! MLB公式が「最高の2年目を過ごした選手」を紹介

2019/03/05

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■トップ13で現役選手は5人!ブライアント、キンブレルも
 
 ルーキーイヤーを華々しく飾るのさえ困難であるが、2年目にそれ以上の成績を残すことはさらに困難なことだろう。今シーズンは昨季、新人王を獲得したロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手、アトランタ・ブレーブスのロナルド・アクーニャJr.外野手を筆頭に、これからのメジャーを背負う数多くの有望株が期待の2年目を迎える。
 
 米公式サイト『MLB.com』は4日(日本時間5日)、「歴代最高の2年目シーズンTOP13」と称して、1年目に加えて2年目シーズンも偉大な成績を残した13人の歴代スター選手をピックアップ。現役選手は5名がランクインした。
 
 堂々の1位として紹介されたのは、元ニューヨーク・メッツのドワイト・グッデン氏。1984年に19歳という若さでデビューするとその年に17勝を挙げてナショナル・リーグの最優秀新人賞(新人王)を獲得。翌85年には24勝とさらに勝ち星を伸ばし、ナ・リーグのサイ・ヤング賞を受賞、最多勝、最多奪三振、最優秀防御率の投手三冠に輝く文句なしのシーズンを過ごした。新人王獲得の翌年にサイ・ヤング賞を受賞したのは未だにグッデン氏だけである。
 
 次いで紹介されたのは、現在エンゼルスに所属するスーパースター、マイク・トラウト外野手。トラウトは2011年に19歳でメジャーデビューし40試合に出場した。主要シーズン1年目となった2012年に打率.326、30本塁打、83打点、49盗塁をマークして新人王を獲得すると、その翌年も打率.323、27本塁打、97打点、33盗塁でアメリカン・リーグの最優秀選手賞(MVP)投票で2位にランクインした。
 
 シーズンMVPはミゲル・カブレラ内野手に明け渡したが、21歳という若さでサイクル安打を達成するなど驚異的な成績を残したことで、同記事内では「トラウトの素晴らしい経歴の特徴は、継続的に成長し続けて、修正、弱点の排除ができている点だ」と高く評価している。
 
 そして、5位にはシカゴ・カブスの若き主砲クリス・ブライアント内野手が選出された。2015年にメジャーデビューを果たしたブライアントは、初年度からレギュラーとして151試合に出場し、打率.275、26本塁打、99打点をマークし、ナ・リーグの新人王に輝いた。翌年は1年目を上回る打率.292、39本塁打、102打点をマークしシーズンMVPを獲得。新人王受賞の翌年にMVPを獲得したのは、メジャー史上4人目の快挙であった。
 
 その他には、8位に全米No.1プロスペクトのブラディミール・ゲレーロJr.内野手の父親であるブラディミール・ゲレーロ氏が選出。現役選手は11位から順にコロラド・ロッキーズのカイル・フリーランド投手、ボストン・レッドソックスのダスティン・ペドロイア内野手、レッドソックスからフリーエージェント(FA)となっているクレイグ・キンブレル投手がランクインした。
 
同サイトに取り上げられた13選手は、以下の通り。(カッコ内は2年目当時に在籍していた球団)※敬称略
1位 ドワイト・グッデン(メッツ)
2位 マイク・トラウト(エンゼルス)
3位 カル・リプケンJr.(オリオールズ)
4位 エディ・マシューズ(ブレーブス)
5位 クリス・ブライアント(カブス)
6位 アル・ケーライン(タイガース)
7位 アーニー・バンクス(カブス)
8位 ブラディミール・ゲレーロ(エクスポズ)
9位 マーク・プライアー(カブス)
10位 ライアン・ハワード(フィリーズ)
11位 カイル・フリーランド(ロッキーズ)
12位 ダスティン・ペドロイア(レッドソックス)
13位 クレイグ・キンブレル(ブレーブス)