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“メジャー屈指の選球眼”レッズ主砲の期待は低かった? 入団時の評価が判明「プロの球には…」

2019/03/05

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2002年に全体44位指名が…プホルスと三冠王争うほどに成長

 シンシナティ・レッズのジョーイ・ボットー内野手がプロ入りする際の元スカウトなどによる評価が明らかになった。米メディア『The Score』が4日(日本時間5日)、伝えている。
 
 並外れた選球眼を武器に活躍するボットーは、これまで12年間の通算出塁率.427がメジャー歴代10位にランクインするなど強打者の1人として名を馳せている。しかしプロ入り当時の評価はあまり高くなかったようだ。
 
 同メディアによると、2002年にレッズがボットーをドラフト2巡目(全体44位)で指名した際のスカウティングレポートで、あるレッズのスカウトは「プロの球(を打つ)にはまだ早い」と評価し、プロでは対応できないと判断していたことが判明した。
 
 またプロ入り当時はマイナーで捕手も務めていたボットーだが、当時のスカウトは「良い守備でプレーすることができるとは思わなかった」と発言。そしてスカウトの眼は正しかったのか、ボットーは後に一塁手へ本格的にコンバートされる。
 
 しかしコンバートはボットーにとって大きな転機となった。マイナーでも打撃で好成績を残し、2007年にメジャーデビューすると翌年にはレギュラー定着。2010年には当時セントルイス・カージナルスで活躍していたアルバート・プホルス内野手と三冠王争いを繰り広げ、最終的にタイトルを得ることはできなかったが同年のナショナル・リーグ最優秀選手賞(MVP)に輝き、前評判を覆した。さらに、かつて難があるとされた守備でも2011年に一塁手としてゴールドグラブ賞を獲得している。
 
 意外な評価を受けていたことが判明したボットー。昨季は打率.284と前年の.320より大きく落としてしまったが、出塁率は3年連続で4割台をキープ。果たして今季はどのような打撃を見せてくれるだろうか。