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メッツ・ロザリオが死球で故障 内野レギュラー候補4人が離脱、今オフ補強が早くも誤算か

2019/03/05

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明るい話題は新加入カノーの好調

 ニューヨーク・メッツのアーメッド・ロザリオ内野手が、ボストン・レッドソックスとのオープン戦で左手に死球を受け、そのまま試合から退いた。メッツは、内野手陣の故障者が続出しており、早くも誤算が生じている。米公式サイト『MLB.com』が4日(日本時間5日)、伝えた。
 
 23歳のロザリオは、レギュラー候補の一人で、昨季は正遊撃手として154試合に出場。打率.256、9本塁打、51打点、24盗塁の成績を残した。今オープン戦では、13打数6安打、1本塁打、3打点、打率.462と好調ぶりをアピールしていた。同サイトは、患部の腫れが弱まればすぐにでも試合に出場できると、軽症を強調している。
 
 今オフ、フリーエージェント(FA)市場からロビンソン・カノー内野手、ジェド・ラウリー内野手を獲得したメッツ。内野のレギュラー争いは激戦必至と思われていたが、新加入のラウリー、三塁手のトッド・フレイジャー内野手、昨季デビューして打率.329を残したジェフ・マクニール内野手が相次いで故障。開幕前から内野手不足に陥っており、今後も苦しい戦いが強いられそうだ。
 
 しかし、暗い話題だけではない。新加入のカノーはロザリオが負傷した試合で2安打を放ち好調ぶりをアピール。昨季のサイ・ヤング賞投手ジェイコブ・デグロムを筆頭に、ノア・シンダーガード投手ら強力先発陣は順調に調整を進めている。
 
 オフの補強で、今季は激戦区と言われるナショナル・リーグ東地区の優勝候補にも挙げられるメッツ。チームは早くも満身創痍の状態にあるが、ロザリオが軽傷で済んだことは不幸中の幸いだったといえるだろう。