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元NFL選手ティーボウがメジャー昇格候補に! 早くも故障人続出のメッツに光明

2019/02/27

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野球選手として驚異的な速度で成長みせる

 早くも故障者が出ているニューヨーク・メッツに、元アメリカンフットボール選手のティム・ティーボウ外野手がメジャーに昇格する可能性があることについて取り上げられた。米メディア『SNY』が26日(日本時間27日)、伝えている。
 
 オフに大補強を敢行し今季は“勝負モード”のメッツだったが、ジェド・ラウリー内野手とトッド・フレイジャー内野手が故障するなど早くも緊急事態になっている。そんな中、マイナー選手のティーボウがメジャー昇格する可能性が浮上した。
 
 メジャー昇格の可能性も浮上してきたティーボウは、2016年にプロアメリカンフットボール(NFL)から野球に転向した異色の経歴の持ち主。同年にメッツとマイナー契約を結んでルーキーリーグに参加していた。
 
 今季は3Aシラキュース・メッツで開幕を迎える見込みで、スプリングトレーニング(春季キャンプ)にも参加していたティーボウ。昨季は2Aビンガムトンで84試合で打率.273、6本塁打、36打点をマークするなど着実に野球選手として成長しており、転向後の約2年間で驚異的な適応力を見せている。
 
 同メディアによると、「故障者が2人出たことに対して若手有望株のピーター・アロンゾ内野手が出場機会を得る」と分析。そして「ティーボウにも同じくメジャーでの出場機会を得る扉は開かれるだろう」と分析した。
 
 故障したラウリーとフレイジャーはともに内野手だが、野手の選手層が薄くなったのは明らか。開幕までに間に合わなければ代役としてマイナーからの選手を昇格させることも十分有り得る。
 
 しかしライバルにはアロンソなど若手選手やメジャー経験のあるキーオン・ブロクストン外野手などがいる。また同サイトではティーボウについて「レギュラー選手にはならないだろう」とも分析しており、昇格後のメジャー定着の難しさも伝えている。
 
 メジャー昇格へあと1歩と迫っているティーボウ。過去にはアメフトと野球の二刀流選手だったボー・ジャクソン氏や一時期バスケットボールから野球に転向していたマイケル・ジョーダン氏などがいるが、彼らのようにスポーツ史に名を刻む日は今季にも訪れるかもしれない。