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カーショウ、左肩故障再発で調整中断 指揮官は「どんなことが起きても我々は立ち向かう」

2019/02/26

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 ロサンゼルス・ドジャースのエース左腕クレイトン・カーショウ投手は、左肩の故障から復帰を目指して調整中だったが、25日(日本時間26日)、練習を中断。怪我が再発したことが原因のようで、指揮官デーブ・ロバーツ監督も大事を取らせる方針を明かしている。公式サイト『MLB.com』が同日、伝えた。
 
 カーショウは2008年にドジャースでメジャーデビュー。2年目に一気にブレイクした。大きく変化するカーブと直球のコンビネーションを軸に、高い奪三振率を誇り、4年目の2011年には21勝を挙げるなど、メジャーを代表する投手となった。3度のサイ・ヤング賞受賞、MVP1度受賞の大エースだ。
 
 そんな”最強左腕”だが、昨年は思わしくないシーズンを送った。腰痛に加え、左上腕二頭筋の腱炎などにより、2度の故障者リスト入り、9勝5敗に終わった。オフに3年総額9300万ドル(約105億円)で残留を決めると、悲願の世界一を狙う今季に向け調整を進めていた。
 
 だが、『MLB.com』によると、20日(同21日)以来の投球練習を行った25日、練習は中断。左肩の炎症が原因と見られ、今後は本人の希望するメニューでの調整が予定されている。ドジャース指揮官のデーブ・ロバーツ監督は、現時点ではMRI検査は行わず、本人の感覚を優先して調整させる方針を明かした。
 
 また、ロバーツ監督はカーショウについて、「理想的な状態ではない」と前置きしたうえで、「どんなことがこの先起きても、我々は立ち向かう」と力強く語った。
 
 9年連続の開幕投手に先日指名された最強左腕も、ここにきてやや足踏みをする現状。世界一を目指す今季の開幕戦で敵を支配するため、様々な道を模索する。