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マリナーズの”キング”、復活へ執念「衰えていない。まだまだやれる」

2019/02/16

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 昨季、絶不調に終わったシアトル・マリナーズの”キング”ことフェリックス・ヘルナンデス投手。32歳のベネズエラ人右腕は、マリナーズとの契約最終年となる今シーズンの復活に向け意気込んでいる。13日(日本時間14日)、公式サイト『MLB.com』のスペイン語圏向けサイト『ラス・マジョーレス.com』がヘルナンデスの近況を報じている。
 
 昨シーズンは、8勝14敗、防御率5.55と絶不調に終わり、シーズン途中には中継ぎに降格し、キャリア初のリリーフ登板も経験するという、自身にとって屈辱的な一年となった。ヘルナンデスは、キャンプインにあたり「昨季の事は関係ない。もう新しい年だ。プレーする準備は出来ている。どうなるか見て欲しい」と語る。
 
 7年1億7500万ドル(約193億3000万円)という大型契約の最終年であることについて「今年がラストイヤーなのは分かっている。だが自分は衰えていない。まだいいパフォーマンスができる力はあると思っている」と復活に自信を見せている。
 
 そして、「殿堂入りというのは、やる気にさせてくれる。非常に大きなことだ。エドガー(マルティネス氏)がまさに殿堂入りしたようにね」と先月、野球殿堂入りを果たした、同じラテン系で、マリナーズの偉大なる先輩マルティネス氏から強い刺激を受けていることも述べている。
 
 指揮官スコット・サーバイス監督は「近年、彼は悪いシーズンを送っている。だが、フェリックスは競争力があり、多くのベテランと同じように誇り高きプレーヤーだ。彼が彼の仕事をするように望んでいる。彼が意図するようにやらせようと思っている」とヘルナンデスについて語っている。
 
 昨シーズンは、久しぶりにポストシーズン進出争いに顔を出したマリナーズだが、オフにはロビンソン・カノー内野手、ジーン・セグーラ内野手、エドウィン・ディアス投手ら主力選手を大量に放出し、チームは様変わりした。チームの最古参として、チームの顔としてヘルナンデスへの期待は今も大きい。通算168勝の鉄腕の復活が、マリナーズ躍進のカギになりそうだ。