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元ヤンキース・ポサダ氏、“戦友”ジーター氏の右腕に 特別アドバイザーとして世界一目指す

2019/02/13

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ヤンキースで多くの世界一に貢献、ジーター氏とは8年ぶり共闘

 ニューヨーク・ヤンキースで捕手として長年活躍したホルヘ・ポサダ氏が、マイアミ・マーリンズで最高経営責任者(CEO)を務めるかつての同僚デレク・ジーター氏の特別アドバイザーに就任することに合意したことが分かった。米スポーツサイト『ESPN』が12日(日本時間13日)、伝えている。
 
 プエルトリコ出身のポサダ氏は、1990年にドラフト24巡目でヤンキースに入団後、1995年から2011年まで17年もの間メジャーで活躍した。在籍中にチームは5度の世界一を達成。ポサダ氏自身はそのうち4度ワールドシリーズ(1998年、1999年、2000年、2009年)で貢献している。
 
 レギュラーシーズンの通算成績は、1829試合で打率.273、275本塁打、1065打点、出塁率.374、長打率.474。そして、ポストシーズンでの通算成績は125試合で打率.248、11本塁打、42打点、出塁率.358、長打率.387だった。
 
 ポストシーズンでは、ボストン・レッドソックスと争った2003年のアメリカン・リーグ優勝決定シリーズ第7戦で、ポサダ氏が中前へ2点タイムリー安打を放ち、同点のホームを踏んだ松井秀喜氏が飛び上がりながら雄叫びを上げたシーンが日本人ファンの記憶に深く刻まれるものとなった。
 
 その後ヤンキースは、ワールドシリーズから勝ち上がったマーリンズ(当時はフロリダ・マーリンズ)とワールドシリーズを戦い2勝4敗で敗退。一方で世界一となったマーリンズは、それ以来ポストシーズンに進出していない。
 
 ポサダ氏のかつての“戦友”、マーリンズのCEOを務めるジーター氏は、今季が就任2年目。昨季のナショナル・リーグ東地区最下位からチーム再建を目指す中、ポサダ氏を特別アドバイザーとして招へいしてともに戦うこととなった。
 
 引退後は主にマーリンズの本拠地マイアミに近い南フロリダで過ごしていたポサダ氏だが、ジーター氏との8年ぶりの“共闘”で世界一を目指していく。