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田中将大、ナ・リーグ本拠地のDH制導入に複雑 昨季走塁で故障経験も「本当に楽しかった」

2019/02/13

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昨年6月にメッツ戦で両太もも裏に張り

 ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が、昨季に両太ももを痛めた苦い経験を持つナショナル・リーグ本拠地での打撃と走塁について自身の見解を示した。米スポーツサイト『ESPN』が12日(日本時間13日)、伝えている。
 
 田中は昨季、6月8日(同9日)に行われた敵地ニューヨーク・メッツ戦で、三塁走者として犠飛で生還した際に両太もも裏(ハムストリング)に張りを感じ、直後に約1か月間にわたって故障者リスト(DL)入りしていた。
 
 そして迎えた今季、シーズン前にMLBコミッショナーのロブ・マンフレッド氏が「ナ・リーグでの指名打者制(DH制)導入」を提案。しかし、これに対し田中は複雑な心境を語っている。
 
 田中は、「ケガはしたが、基本的に投手が打席に立つのも含めて9人で野球をするのを見ていて本当に楽しかった」と故障という経験はあったものの、自身も打席に立って“野球”を楽しめたナ・リーグ本拠地での戦いを振り返った。
 
 また、ヤンキースがこのオフに左腕ジェームズ・パクストン投手をはじめ、リリーフのアダム・オッタビーノ投手、D.J.ラメイヒュー内野手、トロイ・トロウィツキー内野手と豊富な実績を持つ選手を獲得したことについても「彼らがチームを助けてくれるのは間違いない」とコメント。その上で「今季は行きたいところ(世界一)にたどり着くチャンスがある」と仲間への心強さとともに今季への意欲を語っている。
 
 田中は30歳で迎える今季がメジャー6年目。昨季の経験を踏まえて、今季はインターリーグ、そしてポストシーズンで立つ可能性のあるナ・リーグ本拠地で、走攻守にわたって活躍を目指す。