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ジャイアンツ、ハーパーに超高額・短期契約を提示か 契約年数以外をアピールで大砲の移籍に新たな可能性

2019/02/11

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 サンフランシスコ・ジャイアンツは、今オフのフリーエージェント(FA)市場最大の目玉であるブライス・ハーパー外野手と契約を巡って交渉中。長期にわたる高額な契約を提示する球団が多い中、契約年数は短く抑え、環境面の良さと単年当たりの高年俸を前面に押し出して交渉中のようだ。公式サイト『MLB.com』が10日(日本時間11日)、伝えた。
 
 ハーパーはワシントン・ナショナルズ在籍で、2012年に19歳の若さでメジャーデビュー。139試合出場、打率.270、22本塁打、59打点、出塁率.340、OPS.817を記録するなど鮮烈なデビューを飾って新人王に輝いた。その後も安定した活躍を見せ、7年目となった昨季までの通算成績は927試合出場、打率.279、184本塁打、521打点、出塁率.388、OPS.900。7年間のうち6度のオールスターゲーム選出、2015年にはMVPを獲得したスラッガーだ。
 
 ナショナルズからFAとなった今オフは、多くの球団が興味を示し、ナショナルズは昨年9月に10年・300万ドル(約328億円)の巨大契約で残留を要請したものの、ハーパーはこれを拒否したと報道された。さらに大きな規模の契約を見込めると考えたからとみられるが、その後は金銭面や契約年数で各球団の提示とは折り合わず、交渉は難航。スプリング・トレーニングを控えたこの時期まで、今季の所属先は決まっていない。
 
 現在残る獲得候補は、ニューヨーク・ヤンキース、フィラデルフィア・フィリーズ、シカゴ・ホワイトソックス、サンディエゴ・パドレスなどだが、いずれも昨年9月のナショナルズを超える規模の契約を提示してはいないとの報道がなされている。
 
 『MLB.com』によると、ジャイアンツはここ数週間で何度かハーパーと交渉済み。同球団オーナーのローレンス・ベアー氏は、先週行われた毎年恒例のファンフェスタで、交渉はうまくいっていると発言した。年俸や年数に関する具体的な数字を明言はしていないものの、同サイトは「期間は短く、金額は大きい」契約を持ちかけていると予想している。
 
 もしこの契約が実現すれば、もし怪我などの事態が起きても、球団としてはリスクを低く抑えられる利点がある。ハーパーにとっては長期契約が望ましいものの、今後数年の活躍次第では、短い契約のあとさらに大きな契約を手にする可能性も出てくる。
 
 ジャイアンツの環境面としては、バスター・ポージー捕手が在籍することや、ハーパー一家がロサンゼルスに自宅を持つことなどがあげられる。大砲は何を基準に行き先を決めるのか。各チームとの交渉は大詰めだが、結論が出るまでにはもう少し時間がかかりそうだ。