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昨季世界一のレッドソックス、ベッツがホワイトハウス訪問を拒否 リーグMVPも「決めたんだ」

2019/01/29

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Getty Images



米政府に不満?ドミニカ共和国出身のデバースも参加しない意向

 昨季ワールドシリーズ制覇を果たしたボストン・レッドソックス。例年チャンピオンチームはホワイトハウスを表敬訪問しているが、昨季大活躍してアメリカン・リーグ最優秀選手(MVP)に輝いたムーキー・ベッツ外野手が今回訪問に同行しない意向を示した。28日(日本時間29日)、米スポーツサイト『ESPN』が伝えている。
 
 ベッツは昨季、チームの“切り込み隊長”として136試合に出場し、打率.346、32本塁打、81打点、30盗塁と大活躍。ポストシーズンでも計13安打マークしてチームを5年ぶりの世界一に導き、シーズン後にはリーグMVPに選出された。
 
 同サイトによると、ベッツはホワイトハウス訪問について「自分はそこにはいかない。決めたんだ」とコメント。理由は詳しく述べていない。また、昨季21本塁打を放ったチームメイトのラファエル・デバース内野手も参加しないことを表明しているという。
 
 昨年、プエルトリコに起こったハリケーン被害に対する米政府の対応に不満の声が出たことから、プエルトリコなど中南米出身の選手たちが訪問を辞退するのではないかという声も上がっていた。ベッツとデバースはそれぞれ米国、ドミニカ共和国出身だが、米政府に対する不満が理由であるかは今のところ定かではない。
 
 主力選手、しかもMVP選手のベッツが訪問を拒否したことで、これがチームにどういった影響を与えるのか。表敬訪問は5月9日(同10日)に予定されているが、プエルトリコ出身のアレックス・コーラ監督の意向も含めて注目が集まる。