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ヤンキース、アレナド獲得で“ロッキーズ”再現も 希望年俸で折り合わずトレードの可能性 

2019/01/19

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すでに水面下で動き?昨季新人王候補アンドゥハー放出も視野

 ニューヨーク・ヤンキースが、コロラド・ロッキーズのノーラン・アレナド内野手を獲得する可能性があることが分かった。18日(日本時間19日)、米公式サイト『MLB.com』が伝えている。
 
 アレナドは、メジャー6年目の昨季は156試合に出場し、打率.297、38本塁打、110打点をマーク。2015年からの4年間のうち3度のナショナル・リーグ最多本塁打、4年連続でOPS(出塁率+長打率).900以上を記録したメジャー屈指の強打者だ。また、6年連続でゴールドグラブ賞を受賞しており、メジャー最強の三塁手の1人として活躍を続けている。
 
 このアレナドについて、米メディア『SNY』のアンディ・マルティノ記者は「今オフ、あるいは来オフ、ヤンキースのターゲットになる可能性がある」とし、加えて「GMのブライアン・キャッシュマン氏は内部でアレナドとの取引を検討している」とコメントした。一方で、別の情報筋によれば、「ヤンキースとロッキーズがすでに話し合っている可能性がある」との話もあるが、マルティノ氏は「キャッシュマン氏もジェフ・ブライディッチ氏(ロッキーズGM)もこれを確認していない」と述べている。
 
 また、同サイトは、年俸調停権を持つアレナドが2019年シーズンの年俸として3000万ドル(約33億円)を希望しているのに対し、ロッキーズが希望しているのは2400万ドル(26億4000万)、その差が600万ドル(約6億6000万円)と大きく開いていると指摘。話し合いは調停に持ち込まれることになるが、ロッキーズの状況に詳しい関係者は「コロラドが彼をキープするのは難しいだろう」と球団側の劣勢を伝えており、これによって今オフ補強に強気の姿勢を見せているヤンキースがアレナドを獲得する可能性が浮上した。
 
 現在ヤンキースの三塁手には、昨季の最優秀新人賞(新人王)候補だったミゲル・アンドゥハー内野手がいるが、同サイトは「アンドゥハーを中心としたパッケージを提供することで、ロッキーズを惹きつけることができる」とトレード画策も予想している。もしヤンキースがアレナドを獲得することになれば、すでに今オフ契約しているトロイ・トロウィツキー内野手、D.J.ラメイヒュー内野手、そして3年契約に合意したアダム・オッタビーノ投手とともに“ロッキーズ軍団”がニューヨークの地で再現されることになるだろう。