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次に契約する二塁手はラメイヒュー? ドージャー、ラウリーの契約で市場に新たな動きか

2019/01/11

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 公式サイト『MLB.com』は10日(日本時間11日)、フリーエージェント(FA)市場の二塁手事情についての記事を発表。ブライアン・ドージャー内野手、ジェド・ラウリー内野手が契約を結んだことを受け、残る有力な二塁手であるD.J.ラメイヒュー内野手が注目されているようだ。
 
 ラメイヒューは2011年にシカゴ・カブスでメジャーデビュー。2年目からはコロラド・ロッキーズに在籍し、主に二塁手としてレギュラーを掴んだ。打撃面では、例年打率3割前後を打つ確実性が武器。2016年には打率.348を記録して首位打者にも輝いた。守備面でも2014年、2017年、2018年にはゴールド・グラブ賞を受賞するなど抜群の安定感を誇る。2015年、2017年にはオールスターゲーム選出も果たした。
 
 FAとなった今オフ、他の内野手たちは次々と契約を結んでいる。ロサンゼルス・ドジャースからFAとなっていたドージャーはキャリア7年の平均本塁打数は28で、オールスターゲーム出場、ゴールド・グラブ賞受賞経験もある31歳の強打の二塁手だ。昨季は21本塁打を放つなど存在感を示した。各球団が調査していたものの、10日(同11日)、ワシントン・ナショナルズと1年契約に合意したと報じられた。
 
 また、34歳とベテランのラウリーは、中距離タイプのスイッチヒッターで、2017年にはリーグ2位の49二塁打を記録した。昨季は34歳にして初のオールスターゲーム出場も果たし、打率.267、23本塁打、99打点と好成績を残している。オークランド・アスレチックスからFAとなって注目を集めていたが、ニューヨーク・メッツと2年契約で合意した。
 
 ドージャー、ラウリーの移籍が決まり、注目度が一気に上昇しているラメイヒュー。『MLB.com』によると、獲得に興味を示していると見られていたタンパベイ・レイズへの移籍の可能性は低そうだ。また、ミルウォーキー・ブリュワーズも候補の一つだったが、ヤズマニ・グランダル捕手の獲得で、資金面の問題からラメイヒュー獲得を見送る方針と見られる。
 
 ラメイヒュー獲得の最有力候補はドジャースだ。前述のドージャーが流出、長年チームを支えたチェイス・アトリー内野手が引退のため、強打の二塁手は補強ポイント。2年連続のワールドシリーズ敗退からの巻き返しを目指し、大型契約でラメイヒューを獲りにいく可能性は高いと見られている。
 
 次々と大きな動きが続くMLBのFA市場。来季の戦力底上げに向け、次に動くのはどのチームだろうか。