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ナショナルズ、FAのドージャー獲得 今季21発の二塁手獲得で戦力大幅アップへ

2019/01/11

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 ワシントン・ナショナルズは、ロサンゼルス・ドジャースからフリーエージェント(FA)となっていたブライアン・ドージャー内野手と1年契約で合意に至った。今季途中からドジャースに移籍し、チームのワールドシリーズ進出に貢献した。10日(日本時間11日)、公式サイト『MLB.com』が発表した。
 
 ドージャーは2012年、ミネソタ・ツインズでメジャーデビュー。レギュラーに定着した2年目以降は長打力を武器に活躍し、キャリア7年間で平均28本の本塁打を放っている。2015年にオールスターゲーム出場、2017年にはゴールド・グラブ賞受賞も果たすなど、実績のある内野手だ。
 
 契約最終年となった昨季途中にはドジャースに移籍し、47試合に出場。ワールドシリーズ進出を果たしたチームの一員として活躍した。昨季全体の成績は151試合出場、打率.215、21本塁打、72打点。やや数字を落としたものの、31歳という年齢からまだ活躍の場はあるとの見方が優勢だ。
 
 ナショナルズで今季、二塁手として112試合に出場したウィルマ―・ディフォ内野手は7本塁打、42打点でOPS.649と打力不足が明らかだった。
 
 ナショナルズには、若手有望株ランキングでMLB37位にランクインする遊撃手のカーター・キーブーム選手が在籍しているが、今オフから二塁手としての練習を開始。2019年シーズン中盤、もしくは2020年シーズン序盤からは、二塁手としてメジャーの舞台で活躍することが期待されている。
 
 今オフの同球団はFAやトレードに積極的な姿勢を見せており、既にパトリック・コービン投手、トレバー・ローゼンタール投手、ヤン・ゴメス捕手、カート・スズキ捕手らを獲得している。
 
 残る唯一の懸念は大砲ブライス・ハーパー外野手の去就だ。超大型契約による残留をオファーしているが、他球団への流出ということになると攻撃力ダウンは避けられないだろう。ハーパー流出の際の対策として、ドージャーを獲得し、打線の底上げを図った形だ。