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FAの守護神オッタビーノ、移籍先は? 有力選手たちの去就決定が影響して市場に新たな動きか

2019/01/07

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 コロラド・ロッキーズからフリーエージェント(FA)となっているアダム・オッタビーノ投手の移籍先がいまだに決まっていない。ボストン・レッドソックスからFAのクレイグ・キンブレル投手に加え、今オフ市場目玉の救援投手の去就に注目が集まっている。公式サイト『MLB.com』は6日(日本時間7日)、オッタビーノについての記事を発表した。
 
 オッタビーノは2010年にセントルイス・カージナルスでメジャーデビュー。2012年からはコロラド・ロッキーズに在籍しており、今オフFAとなっている。並外れた変化量のスライダーを武器に、中継ぎの軸としてフル回転してきた。今季は75試合登板、77回2/3を投げて、6勝4敗、防御率2.43、112奪三振と抜群の数字を残した。ロッキーズでの7年間で361試合(年平均約51試合)に登板したタフネスさも高評価の所以だ。
 
 1月に入り、多くのFA救援投手陣がすでに来季の契約を固めている中、キンブレルとオッタビーノがいまだに市場に残っている。セントルイス・カージナルス入りのアンドリュー・ミラー投手、古巣ニューヨーク・メッツへ復帰のジュ―リス・ファミリア投手、フィリーズ入団のデービッド・ロバートソン投手など、優秀な投手たちは次々と移籍先を決めているのが現状だ。
 
 キンブレルは勤続疲労や年齢、高額の契約を望んでいることなどから、すぐに契約に至る可能性は低そうだ。他の大型FA戦士であるワシントン・ナショナルズのブライス・ハーパー外野手、ロサンゼルス・ドジャースのマニー・マチャド内野手らがFAで大型契約を勝ち取ってから、キンブレルの去就が決まる見通しとなっている。
 
 ニューヨーク・ヤンキースからFAとなっていたザック・ブリットン投手はオッタビーノと同じく、キンブレルに次ぐ2番手の位置でFA市場で売り込みを続けていた。だが、5日(日本時間6日)に、同球団への残留で合意したことが発表された。ロバートソンがFAで流出したヤンキースにとって救援陣の整備は急務だが、オッタビーノ獲得でさらなる強化を狙う可能性はあるのだろうか。
 
 米メディア『SKY』のアンディ・マルティーノ氏によると、ヤンキースはオッタビーノに関して「マチャドよりも強い興味を持っている」とのことだ。オッタビーノがヤンキース入りとなれば、同地区のライバルであるレッドソックスがキンブレル残留に向け動く可能性も高まるため、現在の状況は、FA市場に新たに大きな動きが出るまでもう少しの段階と見られる。
 
 キンブレルとの交渉が順調に進まない場合、レッドソックスが先にオッタビーノ獲得に動く可能性もある。また、ハーパー・マチャドの獲得に動いているとされるシカゴ・ホワイトソックスも、2人の獲得に失敗した場合は、浮いた資金でオッタビーノかキンブレルを獲りに行くこともありそうだ。
 
 1つの契約締結が大きな動きを呼び起こすMLBのストーブリーグ。次に待っているのはどのような展開だろうか。




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