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エンゼルス、今年メジャーに昇格するのは誰? 磨けば輝く“原石”若手有望株の上位5人を紹介

2019/01/04

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プロスペクト5位は高打率と長打力が魅力

5位 マット・サイス(内野手)23歳 右投左打
 
 5位は、現在3Aソルトレイク・ビーズに所属するサイズだ。バージニア大から2016年のドラフト1巡目(全体16位)で指名され入団したサイスは、2年目までに2Aに昇格し、高い打率と出塁率で早い段階でのメジャー昇格も期待されていたが、現在までメジャー昇格の経験は無い。
 
 3年目の2018年は2Aで40試合に出場し、打率.287、6本塁打、25打点をマーク。そして6月に3Aに昇格すると、85試合で打率.277、24二塁打、10本塁打、51打点と打率とともに長打力を発揮する活躍を見せた。
 
 大学時代まで守ってきた捕手から2017年に一塁手に転向し、現在はその新しいポジションでの守備力の向上に努めている。同サイトでは「この一塁のポジションで有能になるべき」とし、それが順調に進めば、エンゼルスとしては「指名打者制(DH制)を使いながら成長する時間を与えることができる」と高いレベルでのさらなる成長を促している。
 
 エンゼルスは、現在若手選手の昇格・起用が目立ってきている。メジャー25人枠の中に24歳以下の選手が8人いる状態だ。ベテラン選手から若手選手への“世代交代”はどこの球団も数年間の間に必ず通る道だが、その中でエンゼルスはアデルたちのようにマイナーで活躍する選手を見極めながら上手くできるのか、今後の育成や編成の動きに注目したいところだ。

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