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カブスからFAのマーフィー、ロッキーズと2年26億円で合意確実 オールスター3度選出のベテラン

2018/12/21

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 コロラド・ロッキーズが、シカゴ・カブスからフリーエージェント(FA)となっていたダニエル・マーフィー内野手と契約間近であることが明らかになった。来季34歳を迎える経験豊富な選手で、3度のオールスターゲーム選出を誇る。公式サイト『MLB.com』が20日(日本時間21日)、伝えた。
 
 マーフィーは2008年、ニューヨーク・メッツでメジャーデビュー。2年目から155試合に出場するなどレギュラーに定着した。ワシントン・ナショナルズに移籍した2016年には142試合出場、打率.347、25本塁打、104打点と抜群の成績で、メッツ時代の2014年に続き自身2度目のオールスター出場。翌年にもオールスターゲームに選出された。守備位置は主に二塁と三塁。
 
 2016年、2017年には2年連続でナショナル・リーグの最多二塁打を記録したメジャー屈指の中距離打者だが、今季はやや出場機会が減少。右ひざの手術の影響で出遅れた。それでも91試合出場、打率.299、12本塁打、42打点、15二塁打と存在感を示した。シーズン途中には、世界一を狙うカブスにトレード移籍していた。
 
 今オフにFAとなったマーフィーだが、ロッキーズと2年総額2400万ドル(約26億円)で契約合意間近だという。今季のロッキーズの二塁はD.J.ラメイヒュー内野手がレギュラーとして出場も、今オフにFAで流出が濃厚だ。キャリアの大半を二塁手として送ってきたマーフィーだが、ロッキーズでは一塁を守る方針。
 
 今季のロッキーズの内野陣は、一塁はイアン・デズモンド内野手、二塁はラメイヒュー、三塁はノーラン・アレナド内野手、遊撃はトレバー・ストーリー内野手が主に出場した。来季は各選手の年齢なども考慮し、マーフィーを一塁、今季は一塁で出場したライアン・マクマホン内野手を二塁で起用する方針だ。デズモンドは外野手として再出発と見られている。
 
 打者有利のクアーズ・フィールドを本拠地とするロッキーズにとって、打力維持は至上命題。2人で計75本塁打を放ったアレナド・ストーリーの三遊間のコンビに対し、マーフィー・マクマホンの新・一二塁間コンビは機能できるだろうか。来季ロッキーズの命運を握ることになりそうだ。