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オースマス新監督、来季の大谷翔平起用プランについて言及 プホルスとの併用「バランスをとることに」

2018/12/13

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Getty Images



大谷かプホルスか。DH起用法はエンゼルス監督一番の難題

 ロサンゼルス・エンゼルスの新監督ブラッド・オースマス氏が、米ネバダ州ラスベガスで行われているウインターミーティングにおいて、来季は打者に専念する大谷翔平投手とアルバート・プホルス内野手の起用法について言及した。米メディア『ESPN』が12日(日本時間13日)、報じている。

 
 オースマス氏は、来季の指名打者(DH)起用法についての質問に対して、「バランスをとることになるだろう。我々は、大谷が開幕に間に合うとは考えていない。シーズン序盤は、プホルスをDHとして起用する事になるだろう。その上で、大谷が最高のスタートを切ってくれることを望んでいる」と回答した。

 
 大谷は、10月1日(同2日)に右肘内側側副靭帯の再建手術(通称トミー・ジョン手術)を受け、2019年の打者復帰を目指して順調にリハビリを続けているが、その扱いには厳重に注意しなければならない。

 
 一方で、プホルスは来季39歳となるシーズンを迎えるベテラン。今季は、一塁手としても70試合に出場し、通算3000安打を達成した。だが、8月末に左膝の手術を受けて離脱し、そのままシーズンを終えた。今季は117試合に出場して、打率.245、19本塁打、64打点の成績だった。

 
 オースマス氏は「私にとって、より重要かつデリケートなのは、プホルスを一塁手として起用する頻度についてだ。彼の膝の状態を考慮すると、それが最も重要なこと」と、大谷復帰後に考慮しなければならない満身創痍のベテランの起用法について、頭を悩ませている様子だ。

 
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