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ヤンキース、大砲ハーパー獲り撤退へ GMが明言「フィットしない」。今後はマチャドを重視か

2018/12/11

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MLB公式サイトの番記者がツイート「既に6人の外野手がいる

 今オフのMLBのFA市場で最大の目玉となっているブライス・ハーパー外野手について、ニューヨーク・ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMが「ヤンキースにはフィットしない」とコメントした。10日(日本時間11日)に米公式サイト『MLB.com』の球団番記者が伝えている。
 
 今季ワシントン・ナショナルズで34本塁打、100打点をマークし、オフにフリーエージェント(FA)となったハーパー。大型契約を狙う若き26歳の大砲について、米公式サイト『MLB.com』でヤンキースの番記者を務めるブライアン・ホック記者は、自身のツイッターアカウントで「キャッシュマンGMはヤンキースにはフィットしない。チームには既に6人の外野手がいるし、一塁を任せるのも現実的ではないと話している」と投稿した。
 
 ヤンキースの外野陣は現在、ジャンカルロ・スタントン、アーロン・ジャッジの主砲2人に、通算257盗塁を誇るブレッド・ガードナー、今季27本塁打のアーロン・ヒックス、2年目のクリント・フレイジャー、そして11月にロサンゼルス・ドジャースから獲得した2年目のティム・ロカストロがいる。さらに故障で今季出場のなかった通算343盗塁のジャコビー・エルズベリーを入れて7人。走攻守に豊富な人材が溢れている状態だ。
 
 さらに、一部で噂されるハーパーの一塁転向説についても、メジャーキャリアで今季1試合に出場したのみと経験が極めて乏しい。ヤンキースにとっても、今季途中加入したメジャー2年目のルーク・ボイト内野手が移籍後39試合で14本塁打、33打点、打率.333の好成績を残しているだけに、ボイトを優先して育成していきたい方針があるかもしれない。
 
 加えて同記者は、「キャッシュマンGMはマニー・マチャド内野手の代理人ダン・ロザーノ氏と複数回話をしている」ともツイートし、GMがハーパーと並んで行方が注目されるマチャドに重きを置いていることを匂わせた。
 
 だんだんと明らかになってきたヤンキースの補強方針。先発投手の補強についても注目が集まる中、大物野手獲得に向けても今後さらに話が加速していきそうだ。