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MLBが今季の「エクストリームな本塁打」を特集  “最低”の見事な悪球打ち?

2018/11/26

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 米公式サイト『MLB.com』は25日(日本時間26日)、「2018年の最もエクストリームなホームラン」を特集。最速はもちろん、最遅や最も低い、そして高い球など、様々な投球の角度から見た今季の本塁打をそれぞれ動画付きで紹介している。
 
 本塁打にされた球の中で最速を記録したのは、9月7日に行われた、セントルイス・カージナルス対デトロイト・タイガースの一戦。今季メジャーデビューを果たしたカージナルスのジョーダン・ヒックス投手が投じた102.1マイル(約164キロ)の直球をジェイマー・キャンデラリオ内野手が逆方向に運んだ。この本塁打でタイガースはサヨナラ勝利を収めている。
 
 一方で、最遅はロサンゼルス・エンゼルスのフランシスコ・アルシア捕手が9月20日のオークランド・アスレチックス戦で投じた58.6マイル(約94キロ)。本塁打を放ったニック・マルティーニ外野手は、これがメジャー初本塁打となった。
 
 
 続いて紹介しているのは、ストライクゾーンから最も外れた球の本塁打。技術の高さに裏打ちされた悪球打ちは、多くのファンを魅了した。
 
 最も高い球はピッツバーグ・パイレーツのコリン・モラーン内野手が5月22日のシンシナティ・レッズのマット・ハービー投手から本塁打としたもの。捕手の構えた位置から大きく外れた1球は、地面からなんと4.45フィート(約136センチ)で、モラーンの目の高さとほぼ同じだった。
 
 最も低い球で本塁打が飛び出したのは、8月21日のボストン・レッドソックス対クリーブランド・インディアンス戦。レッドソックスのタイラー・ソーンバーグ投手が投じた変化球を、ヤン・ゴームズ捕手がすくい上げ、地面からの高さ0.98フィート(約30センチ)の球を左翼スタンドに運んだ。レッドソックスのサンディ・リオン捕手は、あまりの低さに、バウンド捕球の体勢をとっていた。
 
 同記事内ではさらに、最も内側、外側に外れた球を本塁打としたものを紹介。ホームプレートの幅は約1.42フィート(約43センチ)で、その中心からの距離となっている。最も内側の球は7月2日にミネソタ・ツインズのエディ・ロザリオ外野手がインディアンス戦で放ったもので、距離は1.45フィート(約44センチ)。最も外側の球は、シカゴ・カブスのアンソニー・リゾー内野手が8月22日のタイガース戦で記録し、距離は1.38フィート(約42センチ)だった。
 
 今季、ヤンキースが267本塁打をマークして、MLBの1シーズン球団最多本塁打数を更新するなど、本塁打関係の記録にも注目が集まった。来季はどのようなアーチで球場を沸かせてくれるだろうか。
 

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