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パドレス、マリナーズ・セグーラ獲りに興味 28歳で3年連続3割超え、巧打の遊撃に魅力

2018/11/25

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先発ローテ補強へリークの名も

 サンディエゴ・パドレスが、シアトル・マリナーズのジーン・セグーラ内野手のトレードでの獲得に興味を示していることが24日(日本時間25日)、分かった。米メディア『CBSスポーツ』が報じた。
 
 今季パドレスは96敗を喫し、3年連続90敗以上、ここ11年で4度のナショナル・リーグ西地区最下位(5チーム中5位)と不振が続いており、思うように再建が進んでいない。
 
 中でも同サイトではショートと先発投手にスポットを当てている。まず、今季パドレスのショートはフレディ・ガルビス内野手が160試合に出場したが、打率.248、13本塁打、67打点。主に打順で6番や7番などを務める選手としては物足りない成績に終わった。かといってガルビスが160試合に出場したことが表すように、その存在を脅かす選手は現時点でいない。米殿堂入りも果たしているオジー・スミス氏を1982年に放出して以来、ショートを固定できていないとも言われる。
 
 この状況をすぐに解消するとされているのがセグーラだ。セグーラは今季144試合に出場し、打率.304、10本塁打、63打点、20盗塁。パワーヒッターではないため本塁打と打点こそガルビスとほぼ変わらないが、3年連続で打率3割を超え、28歳となったメジャー7年目にその実力が本格開花した。今季パドレスの打順1番と2番の平均打率がともに.237、出塁率もともに.301と高くないため、セグーラの補強は理に適っていると言えるだろう。
 
 さらに、同サイトが補強ポイントとしているのが先発投手。ここでもセグーラと同じくマリナーズのマイク・リーク投手の名が挙がった。今季パドレスの先発投手の合計投球回はメジャー30球団中28位、ナ・リーグ最下位(15位)の822.0回。イニングを稼げる先発投手の補強が必須とされており、そこでマリナーズで今季最多投球回(185回2/3)を記録したリークが浮上している。
 
 同サイトによると、セグーラとリークをトレードで獲得するために、ここ3年で計69本塁打を放っているマイク・マイヤーズ内野手、そしてマイナー選手を放出するだろうとしている。また、パドレスはニューヨーク・メッツのノア・シンダーガード投手の獲得にも興味を示しているとし、シンダーガードの獲得には若手有望株のフェルナンド・タティスJr.内野手やルイス・ウリアス内野手を交渉に使うのではないかとも報じている。
 
 ナ・リーグ西地区は、今季ロサンゼルス・ドジャースが2年連続リーグ優勝し、コロラド・ロッキーズ、アリゾナ・ダイヤモンドバックスもシーズン終盤まで首位争いを繰り広げた激戦区。その中で、かつて2005年から2006年まで2年連続地区優勝を果たしたパドレスは、再建に成功させ再びリーグを盛り上げることができるのだろうか。