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前田健太の“女房役”グランダル、QO拒否でFA市場へ ドジャースは新たな正捕手獲得も

2018/11/13

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米メディア「有望株2選手がメジャーレベルに達するまで」

 ロサンゼルス・ドジャースからフリーエージェント(FA)となっていたヤズマニ・グランダル捕手が12日(ン日本時間13日)、球団からのクオリファイングオファー(QO)を拒否。これにより、他球団と交渉できるFA市場に入ることとなった。
 
 ドジャースの正捕手を務めていたグランダルは、今季140試合に出場し打率.241、24本塁打、68打点をマーク。捕手としては、52盗塁を許した一方で、盗塁阻止は20。失策は7度、捕逸は9度記録した。前田健太投手との相性でいうと、通算3シーズンで計70試合バッテリーを組み、296イニングで被打率.241、防御率4.07となっている。
 
 今シーズン終了後に契約が切れてFAとなったが、前所属球団であるドジャースから優先的に来季の単年契約(今季規定額は約20億円)をオファーできる保障制度「クオリファイングオファー」を提示されていた。しかし、12日の期限までに受諾の回答を出すことはなく、今後は他球団と交渉できるFA市場に入る。
 
 米スポーツサイト『ESPN』によると、このグランダルの決断について「もし他球団との契約に合意することになれば、ドジャースは保障としてドラフト2巡目か3巡目の指名権を得ることになるだろう」との見解を示している。
 
 また正捕手であるグランダルを手放すことになったドジャースの立場で見ると、同サイトは「ドジャースは、プロスペクト(若手有望選手)であるケイベルト・ルイーズ捕手、ウィル・スミス捕手がメジャーレベルに達するまでに、グランダルに代わる捕手を探す可能性が高い」とした。
 
 ナショナル・リーグ西地区で6連覇を果たし、2年連続ワールドシリーズ進出を果たしたドジャース。12日時点で40人枠に入っている捕手は、オースティン・バーンズ、カイル・ファーマー、ロッキー・ゲイルの3人。この3人の中から正捕手を抜擢するのか、『ESPN』の見解のように前述のプロスペクトがメジャーレベルに達するまでに経験豊富な新たな捕手獲得に動くのか、ナ・リーグ王者のオフシーズンの動向に注目だ。