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ヤンキースGM、ベテラン2投手の残留熱望「戻ってきて」 ローテ確約は田中とセベリーノのみ

2018/11/06

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獲得の最有力候補にはDバックスの左腕コービン

 ニューヨーク・ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMが、ベテラン投手の残留を望むとともに、今オフの最優先事項の1つとして先発ローテーションの強化を掲げていることが分かった。5日(日本時間6日)に米公式サイト『MLB.com』が伝えている。
 
 同サイトの記事によると、今季ヤンキースでプレーしフリーエージェント(FA)となったC.C.サバシア投手とJ.A.ハップ投手の2人と対話したキャッシュマンGMは、今オフにFAとなった選手との交渉について言及し、「先発ローテーションの強化はオフシーズンの最優先事項の1つだ」とコメント。「必要であると考えれば、複数の投手を獲得することも興味がある」と意欲的な姿勢を示した。
 
 また記事では、ソニー・グレイ投手が来季開幕戦前までにトレードされることが予想される中、現在ローテーションが確約されているのはルイス・セベリーノ投手と田中将大投手のみと指摘。
 
 その中でキャッシュマンGMは、現在38歳で今季9勝を挙げたサバシアについて「彼に戻ってきてもらいたい。彼は素晴らしいヤンキースの一員であり、決断まで時間が残されている」と話し、今季途中加入で7勝無敗と活躍した36歳ハップについても「彼は素晴らしい仕事をした。まさに私たちが必要としていたものだ」残留を熱望していると伝えた。
 
 さらに、FAとなったサバシアやハップとともにヤンキースが獲得する最有力候補として、アリゾナ・ダイヤモンドバックスからFAとなった今季11勝の左腕パトリック・コービン投手の名を挙げ、「(ヤンキースOBの)アンディ・ペティット氏に心酔しながら成長したニューヨーク州クレイ出身のコービンにとって、ニューヨークでプレーすることはセールスポイントとなるだろう」とヤンキースに“強み”があるとの見解を示している。
 
 今季ヤンキースはレギュラーシーズンで100勝を挙げながら、アメリカン・リーグ東地区で2位。ライバルのボストン・レッドソックスの前に地区優勝を譲るとともに、ポストシーズンでも地区シリーズで対戦し敗退する屈辱のシーズンを喫した。来季へ向けて投手陣の強化が必須となる中、このオフはキャッシュマンGMの手腕が大きく問われてくる。