大谷翔平選手をはじめとした日本人メジャーリーガーを中心にメジャーリーグ・日本プロ野球はもちろん、社会人・大学・高校野球まで幅広いカテゴリーの情報を、多角的な視点で発信する野球専門メディアです。世界的に注目されている情報を数多く発信しています。ベースボールチャンネル



「故障の兆候はまったくなかった」と首脳陣も驚き ヤンキース田中がDL入り 

ヤンキース田中の15日間の故障者リスト入りが決まった。懸念されていた肘の故障ではないものの、1カ月以上の離脱が確定。首脳陣も驚く緊急離脱によってヤンキースの6人制ローテーションは早くも見直しを迫られることになった。

2015/04/29

text By

photo

Getty Images



6人制ローテーションも見直しか?

Pitching coach Larry Rothschild told Cashman that Tanaka’s bullpen session Sunday “was fantastic,” as the pitcher showed no sign of injury.
投手コーチのラリー・ロスチャイルドがキャッシュマンに日曜の田中のブルペンの様子を「素晴らしかった」とつたえたように、田中は怪我の兆候を全く見せていなかった。

 キャッシュマンGMも「田中が我々に伝えてきたのは今日の朝なんだ、そういうわけで何がとかどうしてとか聞かれても答えられないよ」と語っている。

 エースの緊急離脱にヤンキース投手陣も編成の変更を余儀なくされる。
 現在、長い連戦の続くヤンキースでは田中やサバシアら故障持ち投手の負担軽減を目的として期間限定での6人制ローテーションを導入中。28日にも通常なら中4日で田中を起用するところだったが、ウィットリーの先発登板を挟み田中に5日の登板間隔を確保していた。田中の先発が予定されていた29日にはマイケル・ピネダが中4日でスライド登板。早くも中5日の計画が崩れる形となった。

 唯一朗報と言えるのは肘の怪我による離脱ではなかったことだろう。田中自身も「今、僕の肘に関して必要なことは何もない」と語ったとおり、今回の怪我は昨年の肘の故障とは直接の関係はない。
 記事でも「火曜日のMRI検査の結果はヤンキースとそのエースにとって最悪のシナリオとはならなかった」と怪我での離脱を憂えながらも、1年以上の戦線離脱が確定するトミー・ジョン手術に至らなかったのは不幸中の幸いと見ている。

 ヤンキースはここ12試合で10勝と絶好調、来月には先発投手のカプアーノとノバも復帰予定だ。しかし、肝心のエースの故障はチームにも大きな影響を与えかねない。チーム、そして自身のためにもできるだけ早く、万全な状態で復帰することが望まれる。

ベースボールチャンネルのフェイスブックはこちら→
ベースボールチャンネルのツイッターはこちら→

出典:Yankees ace Masahiro Tanaka placed on 15-day disabled list with wrist tendinitis and mild forearm strain by Mark Feinsand in NEW YORK DAILY NEWS Apr.28 2015

1 2