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ドジャース先発カーショウ、5回途中5失点 役割果たせず悔しさあらわ「6、7回までは…」

2018/10/24

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しぶといRソックス上位打線に大苦戦

 ロサンゼルス・ドジャースのクレイトン・カーショウ投手が23日(日本時間24日)、敵地フェンウェイ・パークで行われたボストン・レッドソックスとのワールドシリーズ第1戦に先発登板し、5回途中5失点で降板。ワールドシリーズ自身初勝利はならなかった。
 
 昨季のワールドシリーズで第7戦まで戦い、あと一歩で世界一の座を逃したドジャース。その悔しさを晴らすべく、この日の初戦でエース左腕のカーショウが先発マウンドに登った。
 
 フェンウェイ・パークでの登板は自身初となったが、初回に先頭のムーキー・ベッツ外野手に中前安打を許すと、直後に二塁へ盗塁を決められ、2番のアンドリュー・ベニンテンディ外野手に先制のタイムリー安打を浴びた。さらにJ.D.マルティネス外野手にもタイムリー安打を浴びこの回2失点。いきなり出鼻をくじかれた。
 
 3-3の同点で迎えた5回には、またしても先頭のベッツを四球で出塁させ、ベニンテンディには左前安打。無死一、二塁とピンチを招いて降板を余儀なくされた。その後2番手のライアン・マドソン投手が暴投と四球を与え満塁とすると、ザンダー・ボガーツの内野ゴロ、そしてラファエル・デバース内野手にはタイムリー安打を浴びて、カーショウが出した2者が相次いで生還。勝ち越しを許した。
 
 カーショウは結局4回0/3、79球(ストライク52球)を投げて被安打7、与四球3、奪三振5、失点5の成績。チームもその後レッドソックスに食らい付くも再び追い付くことはできず4-8で敗れた。敗戦投手となったカーショウは、昨季のワールドシリーズに続く自身3度目の登板ながら初白星はまたもお預けとなった。
 
 米サイト『Yahoo!Sports』によると、カーショウは試合後「先発として6回、7回までは投げる必要があった」と悔しさをあらわに。ナショナル・リーグ優勝決定シリーズ第7戦で9回にリリーフとして登板してから中2日しか経っていないとはいえ、“開幕投手”に抜擢されたエースとして役割を果たせなかった。

 しかし、まだシリーズは始まったばかり。中3日を置いてボストンでの第4戦に先発するのか、中5日で本拠地での第5戦に先発するのか定かではないが、もし3敗と追い込まれた場合には再びリリーフで登板する可能性もある。昨季あとわずかなところで逃したチャンピオンの称号を目指し、エースは次回の登板機会へ向けて調整を進めていく。