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レッドソックス・ベッツ、WSで二塁手起用の可能性 ナ本拠地で打撃力維持の秘策か

2018/10/23

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 ボストン・レッドソックスのムーキー・ベッツ外野手がロサンゼルス・ドジャースとのワールドシリーズ(WS)に二塁手として出場する可能性があることが分かった。米公式サイト『MLB.com』が22日(日本時間23日)、報じた。
 
 今季は主に右翼手として出場したベッツ。守備防御点(DRS、各ポジションの平均と比較し、どれだけ失点を防いだかを示す指標)は20を記録。昨季まで2年連続で30以上を記録するなど驚異的な守備力でチームを支えている。
 
 打撃に加え、メジャー屈指の外野守備を誇る名手だが、WSでは二塁手で起用される可能性が浮上している。
 
 ナショナル・リーグ覇者ドジャースの本拠地では、指名打者(DH)制度がない。レッドソックスは打撃力を維持するため、普段はDHとして出場している強打者J.D.マルティネス外野手を本来の外野手として起用する必要がある。
 
 レッドソックス外野手には、アメリカン・リーグ優勝決定シリーズで5試合で9打点の活躍をみせたジャッキー・ブラッドリーJr .外野手、走攻守に優れたアンドリュー・ベニンテンディ外野手が名を連ねる。チームの外野陣が飽和状態になり、過去に二塁手の経験があるベッツが二塁の守備につく考えが浮上したようだ。
 
 ベッツはレッドソックスでメジャーデビューを果たした2014年に二塁手として122イニングを経験し、DRSマイナス1点と無難に守備をこなしていた。
 
 同サイトによると、ベッツ本人は二塁手を務める可能性が浮上したことについて「どんなシュチュエーションが来ようとも心配しないと思う」とコメントし、WSに向けて自信をのぞかせた。
 
 レッドソックスはいかなる布陣を組むのか。WSは23日(同24日)、レッドソックス本拠地フェンウェイ・パークで幕を開ける。