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昨季覇者アストロズ、サイン盗み疑惑浮上 ア・リーグ優勝決定S第1戦で記者席に“不審者”

2018/10/17

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カメラ持参で頻繁にメッセージやりとり

 ヒューストン・アストロズが、13日(日本時間14日)に行われたボストン・レッドソックスとのリーグ優勝決定シリーズ第1戦でサイン盗みをしていたという疑惑が浮上した。米メディア『ラリー・ブラウン・スポーツ』が16日(同17日)、伝えた。
 
 同メディアによると、レッドソックスのベンチ横にある記者席にいた男が小さなカメラを持っており、頻繁にテキストメッセージをやり取りしていたという。この行動を不審に思った警備員が許可証を確認したところ男は所持しておらず、記者席から退場させられた。この試合は、終盤まで攻撃の手を緩めなかったアストロズが7-2で勝利を収めている。
 
 地区シリーズでアストロズと対戦したクリーブランド・インディアンスも、アストロズのサイン盗み疑惑を指摘していた。今回のレッドソックス戦と同様、敵軍のベンチ横にいる男が球種や戦術を解読、自軍のベンチに連絡するという手法だ。しかし、過密日程の短期決戦ということもあり、疑惑は解決されることなく現時点まで継続しているのが現状だ。
 
 米メディア『ESPN』のバスター・オルニー記者は、レッドソックスが攻撃中、「ランナーがいない際にもサインを多く出していた」との内容をツイッターに投稿。あえて無意味なサインを出すことで、アストロズのサイン盗みを避ける狙いがあると指摘している。
 
 今回は「被害者」の立場にあるレッドソックスだが、昨年の9月にはサイン盗みをしていることが発覚し罰金処分が課された。次々と現れる新しいテクノロジーによるサイン盗みはMLB全体の問題となっている。
 
 なお、今回のアストロズのサイン盗みについては、インディアンス、レッドソックス、アストロズのいずれも球団としての見解を発表しておらず、MLBが問題解決にあたるとしている。フェアな野球の実現のため、十分な対策が講じられることが期待される。