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ドジャース・マチャド、大一番で緩慢走塁 “先輩”レジェンドが猛批判「何とも痛々しい」

2018/10/16

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オリオールズ一筋で268勝挙げた右腕パーマー氏

 ミルウォーキー・ブリュワーズとし烈なリーグ優勝決定シリーズを戦っているロサンゼルス・ドジャース。第2戦を勝利し、1勝1敗と追いついたところで気分良くホームでの3連戦に臨みたいところだが、野球殿堂入りのレジェンドが、ドジャースのある主力選手のプレーに苦言を呈している。米メディア『12up』が14日(日本時間15日)に報じた。
 
 そのプレーは、第2戦0-0で迎えた4回2死走者無しという場面で起きた。打席には4番のマニー・マチャド内野手。カウント3-0からの4球目を強振したマチャドの打球は三遊間深くを襲うも、ブリュワーズのショート、オーランド・アルシア内野手が強肩を披露し、マチャドは一塁到達前に悠々アウトに。全力疾走していれば内野安打という場面だったが、リプレーを見ると、マチャドは打った直後からアウトを確信したような緩慢な走塁を見せていた。
 
 このプレーに異を唱えたのは、ボルティモア・オリオールズ一筋で通算268勝を挙げ、3度のサイ・ヤング賞受賞を誇る殿堂入り右腕のジム・パーマー氏だ。同氏は、このプレーを見るなり「またしてもマチャドの緩慢走塁。チームは0勝1敗と負けており、この試合も4回で0-0という状況なのだ。彼は90フィート(約27.4メートル)を全力疾走するのにウンザリしているようだ。それでいて、いい給料が欲しいなんて、何とも痛々しいことだ」とツイートした。
 
 試合後マチャドには、早速この件について報道陣からコメントを求められたが、何も答えなかったということだ。スーパープレーも見せる反面、時にこうした怠慢プレーも見せるマチャド。1つの1つのプレーの重みが特別な短期決戦。パーマー氏の厳しい指摘は、今季途中まで7年間オリオールズに在籍していた“後輩”マチャドの耳に届いたのだろうか。