データやコラム、多角的な視点で野球の魅力を発信!ベースボールチャンネル(BaseBall Channel)



田中が見せた大一番での投球 データが物語る「エースの貫録」。Rソックスを封じたカギとは

2018/10/07

text By

photo

Getty Images

タグ: , , , , , , , , , ,



ゴロと三振の最終球は全てスプリット。初球ボールも苦にせず

 先発の田中は、この日の勝利でポストシーズン通算3勝目。しかも5試合を投げ防御率は1.50と安定感は抜群だ。
 
 変化球を主体に強打のレッドソックス打線を封じ込めた田中。球種の割合を見てみると、スプリットが最も多く33球、次いでスライダーで23球、その他は速球が12球、カーブが4球、シンカーとカットボールがともに3球だった。
 
 そして、アウトの内訳はゴロアウト4個、フライアウト7個、奪三振4個。ゴロアウトと三振の最終球は全てスプリットで、フライアウトはスプリットで取ったものが4個、スライダーで取ったものが3個で、スプリットがいかに効果的だったかを物語っている。
 
 もっとも、いずれもコントロールの良さがなければ投球は成り立たない。初球ストライクは打者19人中11度。しかし初球がボールだった8人の打者に対しても、7打数無安打3三振1四球と圧倒した。
 
 チーム最多勝は19勝のルイス・セベリーノ投手だったが、田中のこの日の投球はエースらしい貫録が見えるものだった。このような投球ができれば、この後の地区シリーズやその後のシリーズでも間違いなくチームにとって大きな戦力となるだろう。

1 2



  • 記者募集