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Rソックス、猛追ヤンキース振り切り地区S突破へまず1勝! あすは田中が先発予定

2018/10/06

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セール好投も…ヤンキースが徐々に迫る

 セールからマウンドを託された2番手のライアン・ブレイシア投手は、昨季は日本の広島東洋カープでプレー。しかし、最初に対した5番のルーク・ボイト内野手にライト線を破るタイムリー安打を浴びて、二塁走者のブレット・ガードナー外野手が生還。なおも一、三塁で内野ゴロの間にさらに1点を失い、続く打者に四球を与えて降板を余儀なくされた。
 
 3番手のブランドン・ワークマン投手もゲーリー・サンチェス捕手に四球を与え満塁としたが、9番のグレイバー・トーレス内野手を変化球で空振り三振に仕留め何とかヤンキースに追加得点を許さず。しかしこの回2点を返され5-2となり、試合の行方が分からなくなった。
 
 3点差に迫ったヤンキースは、5回から投げている3番手のランス・リン投手が6回も続投し無失点。すると、直後の攻撃でワークマンから先頭のアンドリュー・マカッチェン外野手が左前安打で出塁し、アーロン・ジャッジ外野手も中前安打で続いて無死一、二塁と一発同点チャンスを作る。
 
 さらに、代わった4番手のマット・バーンズ投手からガードナーが四球を選んで満塁。しかし、ここでスタントンが空振り三振に倒れ、続くボイトの内野ゴロの間に1点を返したものの、ディディ・グレゴリアス内野手が二ゴロに倒れてたたみかけることはできなかった。
 
 ピンチを脱したレッドソックスは、8回の守りで2死一塁からクローザーのクレイグ・キンブレル投手が登板。キンブレルはアンドリュー・マカッチェン外野手を右飛に打ち取り3アウト。しかし、9回の先頭ジャッジにライトスタンドへソロ本塁打を浴びて1点差に迫られる。それでも、ガードナーとスタントンを連続三振に打ち取ると、最後はボイトも速球で空振り三振に仕留めて試合終了。レッドソックスが5-4で逃げ切り大事な初戦を制した。
 
 敗れたヤンキースは、あす第2戦で田中将大投手が先発予定。レッドソックスの左腕デビッド・プライス投手と投げ合うことになる。

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