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MLB個人投手成績 アは先発4人とディアズでCY賞争いか ナはシャーザー300K、平野も大健闘

2018/10/02

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CY賞争いはシャーザーとデグロムの一騎打ち。75登板の平野はホールド3位

 ナ・リーグでは、ワシントン・ナショナルズのマックス・シャーザー投手が圧巻の成績を収めている。今季メジャーで唯一の300奪三振をマークし、勝利数でも18勝とリーグトップタイ。投球回はリーグトップ、防御率2.53もリーグ3位と堂々たる内容だ。
 
 そして、シャーザーとともにサイ・ヤング賞を争うのはニューヨーク・メッツのジェイコブ・デグロム投手。デグロムは、驚異の防御率1.70を記録し、2位以下の他の投手に大差をつけた。しかし、投球回や奪三振もシャーザーに次ぐ2位と好成績を残しながら、打線の援護がなく勝利数はリーグ22位タイの10勝。勝利数は優先順位が低めであるとはいえ、シャーザーの前では厳しい状況だ。
 
 そして、日本人選手では移籍1年目であるアリゾナ・ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手が大健闘。チーム3位の75登板は日本人投手歴代最多の数字で、なおかつセットアップという大事な役割を任せられる中で26試合連続無失点を記録。その末にリーグ3位となる32ホールドをマークした。
 
 また、2015年~2017年にかけて日本の読売ジャイアンツに所属していたセントルイス・カージナルスのマイルズ・マイコラス投手が米球界復帰1年目にしてリーグ最多の18勝。リーグ4位の防御率2.83の安定感とともにいきなりチームのエースとして活躍した。

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