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ブレーブス、勢い止まらず5年ぶり地区V! 8月上旬から首位堅守。指揮官「予想以上の喜び」

2018/09/23

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Getty Images



 アトランタ・ブレーブスが22日(日本時間23日)、本拠地サントラスト・パークでのフィラデルフィア・フィリーズ戦に勝利し、2013年以来5年ぶりのナショナル・リーグ東地区優勝を果たした。
 
 ブレーブスは、初回にヨハン・カマーゴ内野手の2点タイムリー安打で先制すると、続く2回にもフレディ・フリーマン内野手の2点タイムリー安打で追加点。2015年にサイ・ヤング賞を獲得したジェイク・アリエタ投手を攻略した。8回に3点を失い1点差に詰め寄られたが、直後の攻撃でカート・スズキ捕手のタイムリー安打で突き離した。
 
 投げては、先発のマイケル・フィルティネビッチ投手が7回1/3を投げて3四球を与えながらも2失点と好投。リリーフ陣も4投手が1点に抑えた。ブレーブスが5-3で勝利したことで、フォルティネビッチはキャリアハイを更新する12勝目を挙げている。
 
 2015年以降、地区4位、5位、3位と低迷しチーム再建を図っていたブレーブス。今季は、フリーマンやニック・マーケイキス外野手などのベテラン選手が活躍すると同時に、ロナルド・アクーニャJr.外野手やオジー・アルビーズ内野手ら若手も台頭。投手陣ではフォルティネビッチとショーン・ニューカムが12勝をマークし、アロディス・ビスカイーノとA.J.ミンターが試合を締める形がハマった。
 
 シーズン序盤から上位の順位を維持し、8月12日(同13日)に首位に立ってからは一度もその座を他チームに渡さず。ここ数年の戦いぶりを覆す安定した強さが目立った。
 
 米公式サイト『MLB.com』によると、移籍4年目で34歳のマーケイキスは試合後「チームの一員として、彼らと毎日しのぎを削って戦えたことを誇りに思うよ」とコメント。また、ブレーブスのブライアン・スニッカー監督は「前回の優勝時は三塁コーチとしてここにいたが、素晴らしいものだった。今度は監督として優勝することができて、その感情は分かっていたけど喜びは予想以上だね」と2013年の優勝を振り返りながら、今回監督として勝ち取った栄冠を喜んでいた。
 
 若手有力選手が花開く中で、未だ発展途中の面もあったが、早くも地区優勝という結果を残すことができた。この快進撃が今度はポストシーズンでどのような結果をもたらすか注目だ。

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