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レッドソックス、ア東地区3連覇 強力打線で104勝と圧倒 ヤンキースとの大一番制す

2018/09/21

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  ボストン・レッドソックスが20日(日本時間21日)、敵地ヤンキー・スタジアムでニューヨーク・ヤンキース戦に11-6で勝利。3年連続となるアメリカン・リーグ東地区優勝を果たした。
 
 今季序盤から絶好調だったレッドソックス。マジックを「2」としており、2位のヤンキースとの直接対決に勝てばその瞬間に優勝が決まる大一番だった。先発のマウンドに上がったのは、レッドソックスがエデュアルド・ロドリゲス投手、ヤンキースは田中将大投手。両先発投手は今季ここまでいずれも12勝を挙げており、田中はこの試合まで20イニング連続無失点。投手戦となることも予想された。
 
 しかし、レッドソックスは田中の立ち上がり捕まえ、初回から主砲J.D.マルティネス外野手の適時打で先制。2回にも2得点を挙げた。だが、ヤンキース打線も直後に反撃。ルーク・ボイト内野手の本塁打で2点を奪い、1点差に詰め寄った。
 
 2-3の3回表、田中はブロック・ホルト内野手にソロ本塁打を被弾し、再び2点差とされる。その後の4回表はわずか11球、3者凡退に封じた。その裏、ヤンキースの主砲ジャンカルロ・スタントン外野手が右翼席に飛び込む豪快な満塁本塁打を放ち、逆転に成功した。
 
 援護をもらった田中だったが、連打から併殺崩れの間に1失点。優勝を阻止すべく早めのベンチワークで、田中は1死も奪えずにこの回で降板となった。 4回0/3を投げ、被安打8、失点5(自責5)奪三振3だった。
 
レッドソックスは5回裏から登板したスティーブン・ライト投手が好投。2イニング連続の3者凡退でヤンキースの勢いを止めると、7回表にはジャッキー・ブラッドリー外野手のソロ本塁打で6-6の同点とした。さらに満塁のチャンスをつくると、サンダー・ボガーツ内野手がセンターへ犠牲フライを放ち、悪送球の間に2点を奪って逆転した。
 
 勢いづいたレッドソックス打線は、8回途中から登板したヤンキースの守護神アロルディス・チャップマン投手に対し、ムーキー・ベッツ外野手が2死一、二塁から3点本塁打を放って、5点差に突き放した。
 
 両軍合わせて13人の投手をつぎ込んだ総力戦はレッドソックスが11-6で勝利。レッドソックスは9試合を残し、104勝49敗。圧倒的な強さでア・リーグ東地区3年連続優勝の栄冠を手にした。