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大谷翔平「4番・DH」も先発12戦ぶり無安打 エンゼルスは8人の継投で接戦制す

2018/09/12

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投手陣は“ブルペン・デー”で8人継投。7回まで無安打に封じる

 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が11日(日本時間12日)、本拠地エンゼル・スタジアムでのテキサス・レンジャーズ戦に「4番・指名打者(DH)」で先発出場したが3打数無安打。先発出場では12試合ぶりに無安打に終わった。
 
 8試合連続安打中と打撃好調、打率も3割間近まで来ている大谷はこの日、2016年以来キャリア2度目の先発となった右腕のエイドリアン・サンプソン投手と対戦。初回2死一塁で迎えた第1打席では、カウント0-1から92.6マイル(約149キロ)のシンカーを痛烈に弾き返したが二ゴロと凡退する。
 
 エンゼルスは、2回に7番のホセ・フェルナンデス内野手が自身メジャー初本塁打となる第1号ソロを放ち先制。そのまま1点リードした4回、大谷が無死一塁の場面で第2打席に立つと、サンプソンの暴投によって一塁走者のマイク・トラウト外野手が二塁へ進塁しチャンスが広がる。そして大谷は5球連続ファールなど粘りを見せたが、最後はフルカウントから10球目の86.8マイル(約140キロ)のチェンジアップをフルスイングし空振り三振に倒れた。
 
 試合は1-0で緊迫した展開が続く中、大谷は6回に第3打席を迎え、ここでも一塁にトラウトを置く状況だったが、2番手のC.D.ペルハム投手に対してフルカウントから97.6マイル(約157キロ)の速球の前に遊ゴロに打ち取られ追加点はならず。
 
 エンゼルスは、投げては先発のジム・ジョンソン投手から7回まで6人の継投でレンジャーズ打線を無安打に抑える奮闘。8回に7番手で登板したクローザーのブレイク・パーカー投手がイサイア・カイナーフォルファ内野手に右前安打を浴びてノーヒット・ノーランの達成は叶わなかったが、8番手のタイ・バトリー投手が2死二、三塁のピンチを無失点で切り抜けてリードを守った。
 
 バトリーは9回もマウンドに登り、3番から始まる攻撃を3者凡退に抑えてエンゼルスが1-0の最少スコアゲームを制した。この日3打席のみだった大谷は、3打数無安打1三振で打率を.291としている。無安打だったのは代打出場した8月28日(同29日)以来で、先発出場での無安打となると8月17日以来12試合ぶりとなった。