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大谷、満塁から走者一掃タイムリー三塁打! 直後の生還の際に投手と交錯しヒヤリとする場面も

2018/09/09

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 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が8日(日本時間9日)、敵地ギャランティード・レイト・フィールドでのシカゴ・ホワイトソックス戦に「4番・指名打者(DH)」として先発出場し、第5打席に満塁から走者一掃の3点タイムリー三塁打を放った。
 
 大谷は、7月25日(同26日)に本塁打を放っている先発右腕のジェームズ・シールズ投手と対戦し、初回2-0とリードした直後の第1打席で89マイル(約143キロ)の速球を捉えて右前安打。直後に今季8個目の盗塁を決め、ジャスティン・アプトン外野手のタイムリー安打によって追加点のホームを踏んだ。
 
 エンゼルスは、1点を返されて迎えた3回無死二、三塁のチャンスで、大谷の前を打つ3番マイク・トラウト外野手が2打席連続本塁打となる第33号3ラン本塁打を放ち6-1とリードを広げる。続く大谷はフルカウントからボール球を見極めて四球。そして、初回と同様に盗塁を試みたが、捕手の好送球もあってタッチアウトとなった。盗塁失敗は8月25日(同26日)以来今季2度目。
 
 エンゼルスの先発マット・シューメイカー投手は、3回に2死からアビザイル・ガルシア外野手にタイムリー安打を浴びて初回に続いて2失点目。4点差とされたが、後続を抑えて流れを渡さない。しかし、続く4回にも2死二塁のピンチを背負うと、ケバン・スミス捕手に左中間を破るタイムリー二塁打を許して6-3とされた。
 
 大谷は、5回1死一塁の場面で第3打席を迎え、2番手の左腕アーロン・バマー投手に対して88.3マイル(約142キロ)の速球を手を出したが、バットを折られながら遊ゴロ。一塁走者を進める進塁打にはなったものの、その後得点には結びつかず。
 
 試合はそのまま終盤7回に入り、大谷は無死一塁のチャンスで打席に入ると、第3打席に続いて再び直前にホワイトソックスが投手交代。左腕のケイレブ・フレア投手と対戦することとなり、カウント0-1から89.1マイル(約143キロ)のスライダーを弾き返したが左飛に倒れた。
 
 点の取り合い取り合いとなった4回までとは一転、5回以降は両チーム点が入らず試合は膠着状態に。追加点が欲しい9回、大谷は無死満塁と絶好のチャンスで第5打席を迎え、6番手のジェイス・フライ投手と対戦。そしてカウント1-0からの2球目の87.3マイル(約140キロ)のカットボールを捉え、打球はライト線を破る走者一掃のタイムリー三塁打を放った。9-3として、ホワイトソックスにトドメを刺す一打となっている。大谷の三塁打は4月12日(同13日)以来2本目。
 
 その後1死からアンドレルトン・シモンズ内野手の打席で、7番手のチアゴ・ビエイラ投手が暴投。この隙にホームを狙って生還した大谷と、ホームのカバーに入ったビエイラが交錯。大谷の右膝とビエイラの左膝がぶつかる形となり、大谷は一瞬うずくまったが、すぐに立ち上がって監督らスタッフらと一緒に苦笑いしながらベンチに戻った。

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