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大谷、3カ月ぶり復帰登板で2回1/3を49球2失点 最速159.8キロで順調なステップ

2018/09/03

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打球が右手に直撃し一瞬ヒヤリとする場面も

 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が2日(日本時間3日)、敵地ミニッツメイド・パークでのヒューストン・アストロズ戦に先発登板。6月6日(同7日)以来88日ぶりの復帰マウンドは、2回1/3で49球を投げて2ラン本塁打による2失点という結果だった。
 
 右肘靭帯損傷でリハビリ調整を行っていた大谷は、7月に先に打者として復帰し活躍していたが、この日「投手」として6月6日以来88日ぶりの復帰登板を迎えた。対するのは、4月24日(同25日)に6回途中4失点を喫したアストロズ。マイナーでの調整登板を行わなかったこともあり、イニング数や投球数がどこまでいけるか注目されるマウンドとなった。
 
 大谷は初回、先頭のジョージ・スプリンガー外野手に対してカウント1-0から95.7マイル(約154キロ)の速球を右前安打とされ、いきなり走者を背負う。続くホセ・アルトゥーベ内野手は、カウント0-2と追い込んでから最後は88.5マイル(約142キロ)のスプリットで左直に打ち取り、最初のアウトを取る。
 
 3番のアレックス・ブレグマン内野手も初球の97マイル(約156キロ)の速球で二飛とし、続くカルロス・コレア内野手には四球を与え一、二塁としたが、好調のタイラー・ホワイト内野手には99.3マイル(約159.8キロ)を計測するなど力を込め、最後は83.6マイル(約135キロ)のスライダーを低めに決めて見逃し三振。途中に速球やスプリットが抜けるシーンも見られたが、立ち上がりのイニングは19球(ストライク11球)を投げ無失点に抑えて見せた。
 
 ベンチに戻った後にすぐにグラブを持ってダグアウトの裏へ下がった大谷だったが、2回の守りが始まる際にダグアウトから出てマウンドへ登った。2回は、先頭の6番マーウィン・ゴンザレス外野手に対してフルカウントから97.8マイル(約157キロ)の速球を弾き返され、ピッチャー返しとなった打球は大谷の出した右手を直撃。転々とするボールをサードのテイラー・ウォード内野手がカバーをしてアウトとしたが、大谷も平気そうな表情を見せ、マウンドへ向かおうとした監督らスタッフを右手で制した。
 
 続くユリ・グリエル内野手は、カウント1-2から87.2マイル(約140キロ)のスプリットで空振り三振。そして、かつてエンゼルスでバッテリーを組んだマーティン・マルドナード捕手はカウント1-1から93.9マイル(約151キロ)の速球で二ゴロに打ち取り、結局2回は3者凡退の投球となった。
 
 エンゼルスは3回の攻撃で2死満塁と先制のチャンスを作るも無得点。大谷は3回のマウンドにも登り、先頭の9番トニー・ケンプ外野手に四球を与え、初回以来となる先頭打者の出塁を許す。そして、1番のスプリンガーに対してカウント1-2からの5球目、77マイル(約124キロ)の低めのスライダーを巧くすくわれ捉えられると、打球はレフトスタンドに突き刺さる先制2ラン本塁打となった。
 
 続くアルトゥーベをカウント1-2から80マイル(約129キロ)のスライダーで二ゴロに打ち取り、投球数が49球となったところでマイク・ソーシア監督が交代を決断。復帰登板は2回1/3、49球(ストライク30球)を投げて被安打2(被本塁打1)、与四球2、奪三振2、失点2の成績。防御率は3.31となっている。疲れからかイニングを重ねていく度に速球の球速が落ちていったが、今後の登板での修正が注目される。