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ワンステップ投法は合法!? イチローの同僚の投球フォームが全米で話題に

イチローの同僚であるマイアミ・マーリンズのリリーフ投手カーター・キャップスが披露した投球フォームに大きな注目が集まっている。そのフォームとは投球動作中に大きくワンステップ。フォームプレートの50cm手前からリリースするという驚きのものだ。

2015/04/18

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全米が驚愕した投球フォーム

 イチローの洗練されたスピード、スタントンの驚異的なパワー、イェリッチの芸術的な打撃、多くの見どころを持ったマーリンズにまた1人要注目の選手が現れた。それが今年でメジャー4年目を迎える24歳のリリーフ投手、カーター・キャップスだ。1リリーフ右腕にすぎない彼が今、全米中で注目の的になっている。

 現地13日、故障者リスト入りした投手に代わり昇格したキャップスは1イニングを投げ対戦した3人の打者を完璧に抑えて見せた。もっとも今季初登板だとはいえキャップスはこれまで3年間で88試合に登板した実績のあるリリーバー、この日の結果は特筆するほどのものではない。全米を驚愕させたのはその投球フォームなのだ。

 キャップスがこの日披露した新しい投球フォームは投球中、左足を下ろしていく最中に軸足である右足でピッチャープレートから大きくワンステップ。プレートの前方4~50cmほどの距離から投球するというものだ。

 このキャップスのフォームを見て真っ先に疑問となるのが「これは違反投球ではないか?」という点だろう。
その点についてMLB公式サイト『MLB.com』は「キャップスは違法投球に関する混乱をクリアした」という記事を掲載。その記事でキャップスは以下のようにコメントしている。

“They just said they wanted me to make sure I dragged my foot and not get too elevated in the air, and make sure it’s more on a lateral plane,” Capps said. “As long as I do that, they have no problem with it. But it was very strange.”
「彼ら(MLB機構)は僕が脚を引きずっており、宙に上げたわけではないこと、そして僕の投球フォームは横方向への動きであったかを確かめたいとだけ言ったんだ」とキャップスは言う。「そうしているのなら、彼らには問題ないそうだ。もっともこの投げ方がとても風変わりであることは否定しないけどね」

“It doesn’t look pretty, obviously,” Capps said. “But that’s the first time anybody had a blatant problem with it. They didn’t want me to get too much elevation. They understand I’m going to come off the rubber, but they wanted me to drag my toe a little bit more. I’m going to try to do that.”
「明らかにきれいな投球フォームではないよね」キャップスは続ける「だけどこれがやかましく問題になるのもこの1度きりじゃないかな。MLBは僕にこれ以上飛び上がるのはやめてほしいと思っている。彼らは僕がピッチャープレートを離れることは理解してくれているが、もう少しつま先を引きずるようにしてほしいという。そうしてみるつもりだよ」

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