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大谷、メジャー初死球も2安打1打点の活躍 エンゼルスはあと一歩及ばず2連敗

2018/08/06

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 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が5日(日本時間6日)、敵地プログレッシブ・フィールドでのクリーブランド・インディアンス戦に「3番・指名打者(DH)」で先発出場し、2安打1打点と活躍した。
 
 3試合連続で3番で先発起用された大谷は、この日右腕のシェーン・ビーバー投手と対戦。初回の第1打席でカーブを捉えると、センター左へフェンス直撃となる二塁打を記録。今季これが自身14本目の二塁打となった。
 
 4回に迎えた第2打席では、先頭打者としてスライダーを捉えたが、大きな飛球もあと一歩伸びず右飛。メルキー・カブレラ外野手の好捕によって安打とはならなかった。
 
 それでも、3点を追う5回、エンゼルスはコール・カルフーン外野手のタイムリー三塁打で1点を返すと、なおも2死三塁のチャンスで第3打席を迎えた大谷がバットを折りながら左前へタイムリー安打。エンゼルスはこの回2得点で1点差に詰め寄った。
 
 2-4と再び2点差とされた7回、大谷は1死一、二塁のチャンスで第4打席に立った。相手は3番手の左腕アンドリュー・ミラー投手。苦手の左腕を打って克服したいところだったが、カウント1-1からの3球目の93.8マイル(約151キロ)の速球が右ひざ横に当たり死球。これがメジャー自身初の死球となって満塁に。しかし、一打同点の好機を後続が逸してこの回は無得点に終わった。
 
 そのままイニングは進み9回。インディアンスの5番手、新加入の左腕ブラッド・ハンド投手に対してエンゼルスは先頭のコール・カルフーン外野手が安打で出塁。続く代打のジャスティン・アプトン外野手は三ゴロで併殺崩れとなり1死一塁。
 
 ここで大谷が第5打席を迎え、初球にハンドが暴投。走者が二塁に進みチャンスが広がった。大谷は、カウント2-2と追い込まれてからの5球目、低めの82.8マイル(約133キロ)のスライダーに手を出し一ゴロ。走者を三塁に進める進塁打となった。そして続くアンドレルトン・シモンズ内野手がサードへタイムリー内野安打を放ち再び1点差とした。しかし、反撃もここまで。最後はデビッド・フレッチャー内野手が空振り三振に倒れて、エンゼルスは3-4で敗れ2連敗となった。
 
 この日の大谷は、4打数2安打1打点1死球で今季13度目のマルチ安打を記録。打率を.271としている。