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大谷、クルーバーに4打数無安打2Kでリベンジ許す  エンゼルスは成す術なく完封負け

2018/08/05

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 ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手が4日(日本時間5日)、敵地プログレッシブ・フィールドでのクリーブランド・インディアンス戦に「3番・指名打者(DH)」で先発出場したが、2戦連続本塁打はならず4打数無安打に終わった。
 
 前日に自身メジャー初の2打席連続本塁打と4安打を記録した大谷はこの日、4月4日(同5日)に第2号本塁打を放ったサイ・ヤング賞右腕のコーリー・クルーバー投手との対戦となった。
 
 初回、大谷は2死走者なしの場面で第1打席を迎える。初球からカーブとカットボールで攻められると、フルカウントからの6球目、外角低めの90.6マイル(約146キロ)のカットボールにバットが出ず見逃し三振を喫した。
 
 第2打席は、0-0の3回2死一、三塁のチャンス。ここもカットボールとカーブで組み立てられると、カウント1-2から4球目の外角低めにきた90.1マイル(約145キロ)のカットボールを引っかけ、三ゴロに打ち取られた。ここまでの2打席で大谷に対して未だに速球は投げていない。
 
 試合は、開始から1時間14分で5回を終了する早い展開で進む。そしてスコア0-0のまま変わらず迎えた6回、大谷は1死走者なしで第3打席に立った。右寄りシフトが敷かれる中、初球に三塁方向へセーフティーバントを試みたがファール。その後カウント1-2に追い込まれ、最後は内いっぱいの92.5マイル(約149キロ)のシンカーで見逃し三振に仕留められた。
 
 エンゼルスは、6回に先発のフェリックス・ペーニャ投手がレオニス・マーティン外野手にソロ本塁打を浴び先制を許すと、マイケル・ブラントリー外野手もソロ本塁打を浴びてこの回2失点。そして、7回にも失点を重ねたエンゼルスは、0-3から反撃できず9回を迎えた。
 
 大谷は、9回の先頭打者として第4打席を迎えると、ここまで1人で投げてきたクルーバーに対し、カウント1-0から内角の88.8マイル(約143キロ)のカットボールを弾き返すも力のない右飛に倒れた。大谷はこの日4打数無安打で打率は.266としている。
 
 エンゼルスは3者凡退で成す術なく0-3で敗れ、一方のインディアンスのクルーバーは大谷にリベンジを果たすとともに今季初の完封勝利。リーグトップタイの14勝目を挙げた。