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Rソックス、エンゼルス・キンズラーを獲得 地区3連覇&世界一へ向けて積極補強を着々実行

2018/07/31

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Getty Images



 ボストン・レッドソックスが30日(日本時間31日)、ロサンゼルス・エンゼルスのイアン・キンズラー内野手をマイナー投手2人とのトレードで獲得した。

 レッドソックスは、マイナーリーグの投手であるタイ・バトリー、ウィリアムス・ヘレスとのトレードでキンズラーを獲得。キンズラーは、今季91試合に出場して打率.239、13本塁打、32打点の成績を残しており、左膝を負傷し故障者リスト入りしているダスティン・ペドロイア内野手の代わりとなる選手として補強を実行した。
 
 今季は主にエデュアルド・ヌニェス内野手とブロック・ホルト内野手がセカンドを守っているが、ポストシーズンで通算.291の打率を誇るキンズラーのようなベテラン選手がいることで、10月の大舞台はより戦いやすくなるだろう。

 米公式サイト『MLB.com』によれば、レッドソックスのデーブ・ドンブロウスキ編成責任者は「イアンを迎え入れることができてとても嬉しい。我々はできるだけ早くチームをアップグレードしようとしていた。彼(キンズラー)は非常に優れた守備力を持っていて、依然として良い本能を持っている」とキンズラー獲得について喜びを語っている。

 強打者のスティーブ・ピアース内野手、剛腕のネイサン・イオバルディ投手と次々に実績ある選手をトレード期限内に獲得しているレッドソックス。このまま高勝率で地区3連覇を果たし、2013年以来となるワールドチャンピオンを狙うための補強は、その効果をもたらすことができるのか、残り2カ月の戦いぶりに注目だ。

 一方、エンゼルスにとっては、マーティン・マルドナード捕手に続き攻守に大きな戦力となっていたキンズラーを失った放出したことで、いよいよチーム方針が「来季へ向けた戦い」になりそうだ。