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Dバックス・グレインキー、4年ぶり13Kで11勝目 常に引退考えるも「今はまだ働くよ」

2018/07/23

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Getty Images



 アリゾナ・ダイヤモンドバックスのザック・グレインキー投手が22日(日本時間23日)、本拠地チェイス・フィールドでのコロラド・ロッキーズ戦に先発登板し、8回13奪三振の力投で今季11勝目を挙げた。
 
 前回登板で勝ち星を挙げ、11年連続2ケタ勝利となったグレインキーは、この日圧巻の投球を見せる。
 
 初回に1点の援護を受けた直後の投球では2三振を奪い無失点。2回も2三振を記録しリズムを作ると、その後は6回まで毎回奪三振を記録。最速92.5マイル(約149キロ)の速球とカーブ、スライダー、チェンジアップ、そして60マイル(約97キロ)台の超スローボールを駆使して多彩な投球術を披露した。
 
 結局この日は8回111球(ストライク77球)を投げ、被安打2、与四球1、奪三振13、失点1。ソロ本塁打によって唯一の失点を喫したが、13奪三振を記録したのは2014年以来4年ぶり4回目(キャリアハイは2009年に記録した15個)の好記録。
 
 ダイヤモンドバックスは6-1で勝利し、シーズン後半に入って初勝利。好投のグレインキーは11勝目を挙げた。平野佳寿投手の登板はなかった。
 
 米公式サイト『MLB.com』によると、グレインキーは試合後のインタビューで自身のカーブの出来に触れながら「望んでいた良い結果になった」とコメント。ボールを受けたジェフ・マシス捕手も「シーズン前半は苦しんだが、登板を重ねていく中で昨季のような投球を取り戻してきた」と好感触を語った。
 
 「今も、いつも仕事を辞めることを考えている。でも今はまだ働くよ」と話すグレインキー。まだ34歳と若いが、グレインキーの力はダイヤモンドバックスのポストシーズン進出には欠かせない。今後も先発投手陣を引っ張るエース右腕の働きに注目だ。