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田中将大、7回途中2失点の好投も8勝目ならず 苦手打者にまたしても痛恨の同点弾喫する

2018/07/16

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苦手の強打者にまたしても一発…しかし勝ち越しは許さず

 中盤に入った4回、ヤンキースは9番ニール・ウォーカー内野手がライトへ第3号ソロ本塁打を放ち、2-0とリードを広げた。これが今季チーム161本目の本塁打。この試合前まで129回1/3を投げわずか5本塁打と、被本塁打の少ないバウアーからの価値ある一発となった。
 
 更なる援護を受けた田中は、先頭の2番ブラントリーにこの試合初めて四球を与える。続くラミレスに対しては、2球で0-2と追い込んでから最後は87.2マイル(約140キロ)の外角低めのスプリットで空振りを奪い3球三振。
 
 1死一塁となり、ここで苦手のエンカルナシオンと対戦。初球の真ん中の81.6マイル(約131キロ)のスライダーを完璧に捉えられ、打球はレフトススタンドにへ突き刺さる第22号同点2ラン本塁打となった。
 
 続くアロンゾにも速球を弾き返され、セカンドへの内野安打とされるが、キプニスを速球で空振り三振。そしてペレスも速球で空振り三振を奪い、勝ち越しは許さなかった。
 
 5回、立て直したい田中だったが、先頭の8番ネイクインに高めのスプリットを左前安打を打たれ無死一塁とされる。ここでアレンには送りバントを決められ1死二塁。さらにリンドーアにはスライダーで一ゴロに打ち取るも、走者は三塁に進められピンチを広げられた。しかし、ブラントリーはスプリットで二ゴロに抑え、無失点でしのぎ切った。
 
 中盤を締めくくる6回、田中は先頭の3番ラミレスにスプリットを叩かれ中前安打とされ無死一塁。これで3イニング連続で先頭打者の出塁を許した。ここで対するのは、前の打席で本塁打を浴びているエンカルナシオン。しかし甘めに入ったスライダーをエンカルナシオンが打ち損じ中飛に抑える。
 
 続くアロンゾにはスライダーを打たせて遊ゴロ。6-6-3の併殺を完成させ3アウトとして、結果3人で抑えることに成功。田中もショートのディーディー・グレゴリアス内野手の好守に笑顔を見せた。ここまでの田中の球数は70球(ストライク49球)。
 
 田中は、5月3日(同4日)以来の7回のマウンドに登った。先頭の6番キプニスにスプリットを弾き返され、中前安打を許す。そして続くペレスが試みたバントを田中自ら捕球し、二塁へ送球してグレゴリアスがボールをこぼすものの完全捕球が認められ走者封殺。1死一塁として、ここでヤンキースのアーロン・ブーン監督が出てきて投手交代を告げた。
 
 田中はこの日6回1/3、77球(ストライク54球)を投げ被安打6、与四球1、奪三振5の成績。田中の後を受けた2番手のチャド・グリーン投手が、田中の許した走者を還さず無失点として、田中の防御率4.54が確定。
 
 試合は7回までを終了し、2-2の同点となっている。

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