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産休明けの前田、92球熱投で9奪三振&6勝目 ドジャースは接戦制し地区首位に0.5差

2018/07/12

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 ロサンゼルス・ドジャースの前田健太投手が11日(日本時間12日)、敵地ペトコ・パークでのサンディエゴ・パドレス戦に先発登板し、6回途中1失点。9奪三振を奪うなど安定した投球を見せて今季6勝目を挙げた。
 
 前田は、第2子誕生に伴い取得していた「産休リスト」から明け最初のマウンド。初回、前田は先頭に安打を許した後、カルロス・アスアヘ内野手に速球を捉えられ、これがライトの右を破る二塁打となり、一塁走者が生還。初回いきなり先制を許してしまう。
 
 しかしドジャースは、3回にマット・ケンプ外野手、ローガン・フォーサイス内野手のタイムリー安打などで3得点し、3-1と逆転に成功。前田は、直後の守りで初回に先制を許した1、2番を打ち取るなどこの日初めての3者凡退に抑える。
 
 4回も3者凡退に抑えた前田は5回、1死からオースティン・ヘッジス捕手に速球を右前安打とされ、久々に走者を塁に置く。しかし、直後に途中出場のフランミル・レイエス外野手を速球で二ゴロ、4-6-3と渡ってこの日初めて併殺に打ち取って無失点で切り抜けた。
 
 前田は6回、四球と併殺崩れで1死一塁の場面を迎えたが、3番ウィル・マイヤーズ内野手をスライダーで見逃し三振に仕留め、この日9つ目の三振を奪う。ここでデーブ・ロバーツ監督が投手交代を決断し、前田は敵地ながらドジャースファンからの大歓声に包まれながら降板した。
 
 前田はこの日5回2/3、92球(ストライク62球)を投げ被安打4、与四球1、奪三振9、失点1の成績。前田の後を受けた2番手のスコット・アレクサンダー投手がホズマーを一ゴロに抑え無失点とし、前田の防御率は3.13となった。
 
 ドジャースは7回に1点差に詰め寄られるも、8回にクリス・テイラー内野手のタイムリー安打で再び2点差とする。このリードをリリーフ陣が最後まで守り切り、ドジャースは4-2で接戦に勝利。好投した先発の前田が今季6勝目を挙げた。
 
 またチームはナショナル・リーグ西地区において、この日敗れた首位アリゾナ・ダイヤモンドバックスとの差を0.5ゲームに縮めている。