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17歳で最速164キロ、レッズ傘下の高卒ルーキー MLBスターの登竜門「フューチャーズゲーム」に出場

2018/07/06

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 高校在学中の17歳で最速164キロを記録して話題を呼んだシンシナティ・レッズ傘下デイトン・ドラゴンズのハンター・グリーン投手がマイナーリーグのオールスターとも言うべき「フューチャーズゲーム」に出場することが決まった。
 
 グリーンは1999年8月6日生まれ、まだ18歳の「高卒ルーキー」である。2017年ドラフトの全体2位でレッズに指名され、プロ入り当初は投打二刀流を期待されていた。しかし、ルーキー・リーグ終了後、レッズはハンターが投手に専念することを発表した。
 
 今季は1Aで開幕を迎え、ここまで3勝6敗防御率4.18とさほどの成績を残せていないが、最近8試合に限れば43.1回で防御率1.87と調子を上げつつある。直近の7月2日の試合ではキャリア最長の7イニングを投げ、2安打無失点10奪三振の好投を見せている。
 
 グリーンの出場が決まった「フューチャーズゲーム」は、MLBオールスターゲームに先立ち、7月15日(日本時間16日)にナショナルズ・パークで行われる。出場選手は、ファン投票ではなく、MLB機構とベースボール・アメリカ誌で構成される委員会で選出される。
 
 マイナーリーグには、ルーキー、ルーキー・ショート、1A, 1A ショート、1A アドバンスド、2A、3Aと7~8階層ものリーグが存在するが、フューチャーズゲームには階層に関わらず、各メジャーチームから2人まで選ばれる。
 
 出場選手は米国出身と外国出身のチームに分けられ、ゲームは米国代表対世界選抜とう形式で行われる。グリーンはトリイ・ハンター監督率いる米国代表チームに入り、対する世界選抜はデビッド・オルティーズ監督が指揮を執る。
 
 過去の出場選手にはマイク・トラウト(2010年)、ブライス・ハーパー(2011年)、ホセ・アルテューベ(2011年)、カルロス・コレラ(2014年)などが名を連ねる。現在はメジャーリーグを代表するスーパースターたちだが、彼らの多くは当時1A、2Aの選手だった。2017年のフューチャーズゲームにはロナルド・アクーニャやブラディミール・ゲレーロ・ジュニアなども出場している。
 
 グリーンの選出は、昨年ドラフト前に『スポーツ・イラストレイテッド』誌の表紙を飾った話題性が現在も評価されているようだ。2017年ドラフトでもう一人の二刀流として注目されたタンパベイ・レイズ傘下のブレンダン・マッケイ投手は故障者リスト(DL)入りしており、両者の対決が実現する可能性は薄いが、グリーンのフューチャーズゲームでの活躍に期待したい。
 
 
文・角谷剛