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前田健太、完全復活の7回9K無失点! 快晴のLAで気迫の84球。雄叫び上げ5勝目の権利

2018/06/26

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2回から8者連続アウト。5回はピンチ背負うも運を味方につける

 中盤に入った4回、前田は先頭の3番ゾブリストを速球で左飛に打ち取ると、リゾ―も初球の速球で三ゴロ。そして、バイエズも速球でファールチップの三振に仕留めて2イニング連続の3者凡退。2回の2アウト目から8者連続アウトとした。
 
 5回は、先頭の6番シュワーバーにまたしても初球の速球を弾き返され右前安打を許し、この日初めて無死から走者を背負う。さらにハップにはスライダーを右前安打とされて一、二塁。
 
 投球数が50球を超えた前田は、ここでジメネスと対戦。送りバントを試みたジメネスは、スライダーを打ち上げ捕邪飛。そしてヤズマニ・グランダル捕手はすかさず二塁へ送球し、飛び出していた二塁走者のシュワーバーを封殺として併殺を完成させた。2死一塁となって、前田は代打のトミー・ラステラ内野手を速球で二ゴロに打ち取って、ピンチを何とか無失点で切り抜けた。
 
 ここまで58球の前田。6回、先頭の1番アルモーラ・ジュニアはスライダーを振らせてこの日6個目の三振。ヘイワードもスライダーで左直に打ち取って、最後はゾブリストをフルカウントから速球で見逃し三振。4回以来この日3度目の3者凡退とし、74球で中盤までを投げ終えた。そして、スコア1-0、緊迫の試合は終盤を迎える。

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