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カブス指揮官が繰り出した“奥の手” 8回に見せた投手リレーとは…

2018/06/14

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Getty Images



 シカゴ・カブスのジョー・マッドン監督が13日(日本時間14日)、予想だにしない采配を振るった。
 
 “珍采配”が生まれたのは敵地でのミルウォーキー・ブリュワーズ戦。カブスが1点を追う8回の守備の場面だった。
 
 この回からカブス3番手のスティーブン・シーシェック投手がマウンドに上がった。先頭に内野安打を許すと、次はエリック・テームズ内野手が代打で打席に立った。ここでマッドン監督が動く。
 
 シーシェックを左翼に置き、ブライアン・ダンシング投手をマウンドに送った。ダンシングがテームズを空振り三振に取ると、指揮官が登場。シーシェックとダンシングの交代を告げた。
 
 再登板したシーシェックは、次の打者を打ち取って降板。次にマウンドに上がったのはまたもダンシングだった。打者を左飛に取ってこの回を締めた。
 
 マッドン監督が繰り出した奥の手は「シーシェック→ダンシング→シーシェック→ダンシング」の投手リレーだった。
 
 米公式サイト『MLB.com』によると、「突然思いついたんだ。相手打線との兼ね合いを考えた結果で、完璧に決まったよ。毎回やるわけにはいかないけど、今日はうまくいったね」と振り返っている。
 
 MLB公式サイト内の『Cut4』では、「昔ながらのすり替え戦法」として、マッドン監督の采配を紹介。指揮官の“機転を利かせた”采配はうまくいったが、試合は0-1で惜敗した。