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メジャー「三冠王」カブレラ、左腕手術で今季絶望 空振り直後に上腕二頭筋の腱断裂

2018/06/13

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現在35歳…今季は打率.299、3本塁打、22打点

 MLBデトロイト・タイガースのミゲル・カブレラ内野手が、12日(日本時間13日)に本拠地コメリカ・パークで行われたミネソタ・ツインズ戦で、打席で空振りした直後に左腕の腱を痛めて途中交代。手術が必要となり、今季は以後の試合に出場できないことになった。
 
 この日「3番・ファースト」で先発出場したカブレラは、3回の第2打席で空振りを喫した直後に左上腕を抑えながら苦悶の表情を浮かべ、駆け寄ったスタッフとともにベンチに下がった。途中交代を余儀なくされたカブレラは、その後の診断で「左上腕二頭筋の腱断裂」が判明。同箇所の手術を受けるため、今季は以後の試合に出場することはできなくなった。
 
 ベネズエラ出身のカブレラは、1999年に当時のフロリダ・マーリンズ(現マイアミ・マーリンズ)と契約。20歳になった2003年にメジャーデビューを果たし、活躍を続けた。2007年にトレードでタイガースに移籍し、2008年に自身初のタイトルとなる最多本塁打を獲得すると、2012年には打率、本塁打、打点で打者三冠を達成。リーグMVPにも輝き、メジャーリーグ最強打者の1人として名を上げた。
 
 2014年に8年の大型契約を結んだが、2017年はヘルニアの影響でここ9年間で初めて打率3割を切る(.249)など精彩を欠いた。そして、35歳となった今季は前日まで打率.299、3本塁打、22打点の成績。現在アメリカン・リーグ中地区3位に付けているタイガースにとって、痛すぎる主砲の長期離脱となった。