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平野、チームの久々連勝に貢献する好投 “変則併殺”に指揮官「大きなプレーだった」

2018/05/30

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 アリゾナ・ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手が29日(日本時間30日)、本拠地チェイス・フィールドで行われたシンシナティ・レッズ戦にリリーフ登板し、1回無失点。自身の連続無失点試合を「11」に伸ばすとともにチームの連勝に貢献した。
 
 メジャー自己最長の10試合連続無失点中の平野は、3点リードの7回から2番手として登板。先頭の9番ビリー・ハミルトン外野手に83.2マイル(約134キロ)のスプリットを中前安打とされたが、。続くアレックス・ブランディーノ内野手は90.7マイル(約146キロ)の速球で空振り三振。
 
 そして、タッカー・バーンハート捕手に対しては、カウント1-2から最後83.1マイル(約134キロ)のスプリットで三ゴロに打ち取り、5-6-3の併殺を完成させて2、3アウト目を取った。
 
 先頭に出塁を許しながら無失点で切り抜けた平野は、この日1回12球(ストライク9球)を投げて被安打1、無四球、奪三振1、無失点。連続無失点試合を「11」に伸ばし、防御率は1.85とさらに下がった。
 
 ダイヤモンドバックスは、8回をアーチー・ブラッドリー投手、9回をブラッド・ボックスバーガー投手が無失点に抑えて5-3で勝利。3週間ぶりの連勝を決めた。
 
 米公式サイト『MLB.com』によると、試合後ダイヤモンドバックスのトロイ・ロブロ監督は、平野が最後に打ち取った併殺打を振り返り「大きなダブルプレーだった」とコメント。この時は、左打者のバーンハート対策として右寄りシフトを敷いていて、本来三遊間の位置でサードのジェイク・ラムが捕球し、ショートのニック・アーメッドが二塁ベース上で中継、最後ファーストに転送するというやや“変則的”な併殺だったが、見事にプレーを完成させたことに「みんな本当によくやってくれたよ」と選手たちを称えていた。
 
 また、久々の連勝を決めた瞬間についてロブロ監督は「(9回に)ボックスバーガーがマウンドにいた瞬間は覚えていないよ」と興奮とともに喜びを噛み締めた様子。
 
 前回の連勝後、6連敗と7連敗を喫しナショナル・リーグ西地区首位の座をコロラド・ロッキーズに明け渡す形になっていたが、今回の連勝を機に再び首位返り咲きを狙っていきたいところだ。