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平野がメジャーで成功している理由とは!?地元紙が決め球“スプリット”を大特集

2018/05/12

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Getty Images

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 今季から日本を離れMLBのアリゾナ・ダイヤモンドバックスに所属する平野佳寿投手。シーズン開幕から1ヶ月以上が経過した11日(日本時間12日)時点での成績は中継ぎとして18試合に登板し、防御率2.65、2勝0敗、8ホールドとすでにチームにとって不可欠な選手となっている。地元紙『azセントラル』は10日(同11日)、平野を特集する記事を掲載。平野の決め球であるスプリットがいかに平野を成功に導いているかを特集している。
 
 記事では、「最初のメジャーリーグのシーズンの6週間で、平野は早くもダイヤモンドバックスで最も頼れるリリーバーの一人になった」と称賛。その大きな理由としてスプリットを挙げている。
 
 野茂英雄氏や佐々木主浩氏の球の握りを参考にしたというスプリット。平野の球の特徴は回転数の少なさだ。『ベースボール・サバント』によると、今季100球以上のスプリットを投げた選手はメジャーリーグでわずか8人。その中で平野のスプリットの回転数は3番目に少ない数字だという。そして、打者29人に対し被打率はわずかに.103。メジャーの選手をすでに翻弄している。
 
 平野自身もスプリットの重要さについては自覚しているようだ。記者からのインタビューに対し、「この球がなかったら僕はここにいないでしょう。プロに入ってから13年目になりますが、スプリットがなかったらここまでやれてこなかったと思います」と通訳を介して語ったという。
 
 また、平野とバッテリーを組むジョン・マーフィー捕手もスプリットを絶賛だ。マーフィーは平野のスプリットについて、「打者には彼のスプリットがどれくらい良い球なのか伝わっている」として、「彼の球は打者がスイングしたときにストライクに見える場所に制球されているんだ。スプリットの鍵となる部分だね。どれだけ長くストライクに見させることができるのかというところだ」と語ったという。
 
 メジャー挑戦してから1ヶ月あまりですでにナ・リーグ西地区で首位を走る好調ダイヤモンドバックスに欠かせない存在として認められている平野。今後どのような活躍をするのかさらに注目だ。